新築一戸建てを買う時には、周辺の商業施設などの土地の立地や、建物間取り仕様などを検討して購入される方も多いと思いますが、それ以外にも隣人にどんな人が住んでいるかも非常に重要な要素ではないでしょうか。
『隣人ガチャ』などと言って、近くにややこしい人が住んでいて、トラブルになったりすると取り返しがつかないということもよく言われます。
隣人ガチャって言葉はあんま良くないですよね(笑)
ガチャ回す側が当然「自分」って思ってるって、思われても仕方ないフレーズやんな
今回は建売新築一戸建てを買う場合の「隣人ガチャ」について紹介していきたいと思います。
隣人ガチャどんなものがある?
建売新築一戸建てを購入いただいたお客さんから聞く隣人トラブルで多いのが
- 騒音系
- 子供のしつけ系
のトラブルになります。
騒音系か子供系の隣人トラブルが多い
まず隣人トラブルでよく聞くのが「騒音系」のトラブルです。
車のエンジン音であったり、こともなどを叱ったり、夫婦げんかなど人の発する大きな声の話とか、毎週末に友達が来て庭でバーベキューをして騒いでいるというようなことが多いです。
室内の声が漏れ聞こえるというのは窓部分から漏れるというのもありますが、換気口から漏れているケースもあります。詳しくはこちらを見てみてください
その他には「子供のしつけ系」の話です。子供がピンポンダッシュするとか、自転車で走り回って危ないとか、数人で座り込んで邪魔というような話です。
隣人トラブルの対応策
こういった隣人トラブルの対応策は、隣人に直接話をするしかありません。不動産屋に相談している段階のほとんどで「相手にはまだ直接言ってない」状態です。そして相手に伝えたら改善するケースがほとんどです。
市役所や場合によっては警察などの相談窓口で相談するのも方法ですが、先ほど話したような具体的な被害はなく、感覚のズレの話であれば市町村や警察としても対応ができない場合が多いでしょう。市役所や警察などで「相手にされない」という場合は、自分が言っていることが一般的ではない可能性もあります。
直接話す場合で一番やっていはいけないのは「キレ気味」で話をすることや嫌味を言うことです。「自分が正しい」と思っていることでも「お願いすること」をベースに話をした方がいいです。
「隣人ガチャ」は賃貸VS購入の流れで話されがち
こういった隣人トラブルがあるため一戸建てなどを購入するのは避けたほうがイイという意味で「隣人ガチャ」という言葉もあります。
隣人はガチャガチャのように何が出てくるかわからない運任せなので、購入か賃貸かで言うと、すぐに引っ越すことができる賃貸の方がメリットがあるという場面で話されがちです。
先住民にとっては回避不能の「購入者ガチャ」
不動産を購入しようと思っている人にとって「隣人」というのが大きな要素で「隣人ガチャ」という言葉があるのはわかりますが、軽々しく「隣人ガチャに失敗した」などと隣人を否定する発言をする人にはかなり疑問があります。
先住民にとっては回避不能の購入者ガチャ
隣人ガチャと言いますが、最初から住んでいる「隣人」にとっては後からどんな人が入ってくるかはこれこそ運任せで、いうなれば「購入者ガチャ」です。
隣人ガチャと違うのは購入者ガチャは回避不能です。隣人ガチャは調査してみてその物件を買わないという選択肢が残されていますが、購入者ガチャにはそんなものはありません。
「隣人ガチャ失敗」って「言う」人にはなるな。
隣人トラブルの話もそうですが、「自分の言っていることの方が正しい」と思い込んでいる方がものすごく多くて、「隣人ガチャ失敗したー」などと言っている人の多くは、「どんだけ自分のことをマトモな人間と思ってるの?」という話になります。
ですが検討している物件の隣人が付き合いづらそうな人でないかに注意を払うのは悪い事ではありません。「隣人ガチャ」とか軽々しくそんな言葉を使わない方がいいというだけです。
実際にそういった隣人トラブルを防ぐためには
- 検討時の付き合いづらそうな人でないかの調査
- 入居後の付き合いによる調整
しかありません。
建売を買う人は変な人?注文はまともな人?
これと似た話で建売新築一戸建てを売っているとよくある偏見が、注文住宅の住宅街に住む人から、
「建売住宅建てられたら変な人が多くなるからやめてほしい」
というようなことを言われたりします。
建売住宅買う人は変な人?
当然ですがそんなことはありません。「変な人」の定義がわからないという部分もあります。
一応そういう方の論理を整理すると、
①建売は安いから低所得者が入居するからというマウンティング
②「住」という人生の重要要素にこだわりを見せない事が「変」
のどちらかの話で、だいたいが①の注文住宅建てた人がマウント取りたいだけの話です。
①は統計的に見ると注文の方が高所得というのは間違いないでしょうが、それと「変」とは繋がらないです。同じエリアの「注文住宅」買う人と「建売住宅」買う人の所得差はその人の人格に影響するほど変わりません。
②は好みの話です。興味のないことにこだわってないだけでしょう。車に重きを置いている人もいれば、食べ歩きや旅行・ゴルフやテニスに力を入れている人もいると思います。興味のある人には興味のない人が理解しづらいし、興味のない人には興味のある人が理解しづらいだけで、これも相互理解が大切な話です。
建売住宅を買う人は「ガサツ」?
変な人という言い方ではなく、「ガサツ」とかそういう表現をされる方もいます。
主に先述の隣人トラブルのところなどで出てきた「子供のしつけ系」の文脈で話される場合が多いです。
最近聞いた話では「道に平気で座り込む●●さんの子供とは遊んでほしくない」的な話です。
これが建売住宅の人に多いかというと特別そうとも感じません。やはり同じエリアで、注文と建売の違いがある程度では子供のしつけが特別高貴になったり特別劣悪になったりすることもないので、建売住宅買ったところの子はガサツというのもそんなことは無いと言えると思います。
注文住宅を買う人はまともな人?
注文住宅買う人はまともな人かと言われたらそんなこともないでしょう。
② 「住」という人生の重要要素にこだわりを見せない事が「変」という話と逆で、注文住宅の打ち合わせでキッチンや外壁に浴室にこだわって時間をかけたかもしれないですが、建売派から見ると「そんなとこにこだわって、なんか細かそうな変な人」という見方もできます。
不動産営業マンから見てどちらが「変」か
「変な人」の定義があやふやなので何とも言いようがないですが、他人とは違うという意味での「変」というとらえ方で、不動産営業マンの経験から言うと「注文住宅検討者」の方が変な人が多いという印象があります。
プロから見るとこだわる必要性を感じないところに、ピンポイントで執着される方の割合は、建売住宅検討者と比較すると多いです。
【隣人ガチャ】建売新築一戸建て買う人は変な人?注文住宅買う人はまともな人?
隣人トラブルは「騒音系」と「こどものしつけ系」が多い。
「隣人ガチャ」って言う人を自分をまともな人間と思っているけどそうでもない。先住民にとっては「購入者ガチャ」になっている
「建売買う人は変な人」は注文住宅買った人のマウンティング。
隣人トラブル系の話の全てにおいていえることは「相互理解の無さ」が原因
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