みなさん建売新築一戸建てを探すときに何で探すでしょうか?スーモやホームズやアットホームでしょうか?このようにポータルサイトと呼ばれるもので探す人が多いです。
おるすまのメインの集客媒体も「スーモ」です。
スーモは利用者は無料で使えるけど業者側の負担は大きいんです。
今回はそんな建売新築一戸建てを探されている人の裏側、不動産業者の集客のコストや、ポータルサイトの台頭やそれによる弊害について紹介していきます。
不動産業者の脱ポータルは可能?
みなさんまず不動産を探すときに何で探すでしょうか?色々な探し方があると思いますが今は「ネット」で探すのが一般的でしょう。
みなさんは何で不動産を探しますか?
ネットで探すと言っても、ネットにもいろいろあります。ネットの中でどこで探すかと言われるとおそらく、「スーモ」「ホームズ」「アットホーム」などの媒体で探すのが一般的ではないでしょうか。
自社HPでどんなに更新しても多くの場合みなさんの目に留まることはないと思います。
そういった多くの不動産業者の広告を掲載する「ポータルサイト」というものを見るのが普通です。
このスーモなどのポータルサイトはどのような仕組みかというと不動産業者から広告費を徴収し、家を探している一般の方は無料というような仕組みになっています。
不動産業者のポータルサイト依存問題
しかし重い負担だからといって不動産業者がポータルサイトの広告費を削るわけにはいきません。そんなことをしてもポータルサイトを利用する他の不動産業者にお客さんが流れて儲からなくなるだけだからです。
こういった売らないといけないので、集客しないといけない。でも集客の方法はポータルサイト以外なく、結局ポータルサイト側にせっかくの儲けのほとんどが流れていくというような状況を「ポータルサイト依存」と言ったりします。
こういった話は何も不動産業界だけでなく、美容業界や宿泊業界にも同じことが言えます。ポータルサイトが儲かって実際にサービスを提供する人が儲からずサービスの質が低下する可能性もあります。
脱ポータルサイトは本当に可能なのか?
このようなポータル依存の状況から、「脱ポータル」をという考え方が重要だという人もいます。自社でのブログやXやインスタグラムやYouTubeやTikTokなどでの発信で集客をしポータルサイトに毎月毎月大金を払わない。ひいてはお客様にサービスを還元することができるというものです。
しかし不動産業者の脱ポータルサイトはほとんどの不動産業者にとって不可能です。時々SNSなどの発信で「脱ポータルにしないといけません!」というような発信もありますが
その人のSNSなどのフォロワーが少なかったりします。
自前の情報発信で人に見られるようになるというのは容易ではなく、逆にポータルサイト側が専門知識とコストを割いて不動産を探す方に見られるように動いている所に、自分1人の力で露出を高めていかないといけないですので、言うは簡単ですが、するのは難しいといった感じです。
脱ポータルは無理。プラスアルファの意識で
脱ポータルは無理です。家を探すときに個人のブログやインスタをメインに物件を探す人なんていないからです。お客様が脱ポータルしてないのにサービス提供者の不動産業者が脱ポータルしてしまうと、それは「脱市場」です。
ですが、自社での情報発信が無駄なわけではありません。
このブログも誰も見てない状態から今見ていただいているように結構PVがある状態になって来ました。
脱ポータルではなくポータルにプラスアルファで自社発信をしていくことが重要です。株式会社おるすまのメイン集客はポータルサイトで、形としてはポータルサイト依存している不動産業者と大差ないですが、自社発信をすることにより、ポータルサイトの費用対効果が他社より良い状態で運用できています。
具体的には1人のお客様に問い合わせていただくための費用が他社より安く済んでいます。
このように脱ポータルサイトではなく、ポータルサイトも利用して運用していく必要があります。
建売YouTuberの3段進化(いや退化?)
我々は建売新築一戸建てYouTubeを運営していますが、これを始めた人の3段階進化というあるあるがあります。
1段階:仲介手数料無料建売YouTuber(夢見る脱ポータル)
第一段階としては建売新築一戸建てを販売するYouTubeチャンネルを開始します。ですが、建売新築一戸建ては、家を買う方の中の・戸建てを買う方の中の・新築を買う方の中の・注文ではなく建売を買う方という物凄く視聴者の人数の少ないカテゴリーになります。
ですので必然的に登録者も視聴者数も上がりません。そうなるとやる気も無くなってきます。
また多少見られたとしても問い合わせを得るためにはそれなりのノウハウが必要ですし、全く問い合わせが来なかったり、かけているコストと見合わなかったりします。
建売YouTubeはキャッチー差重視なので仲介手数料無料にします。
そうなると、成約したとしても利益は薄く、脱ポータルを夢見てスタートしたものの全く続かないというのが基本になります。
2段階:不動産売却チャンネル(市場規模の大きい所に逃げる)
それでも脱ポータルの夢を諦められない場合は、建売新築一戸建てチャンネルは諦めて別チャンネルを作るか、もしくはチャンネルそのままで別テーマを扱い出します。
それが「不動産売却チャンネル」です。
ちなみに我々もだいぶ前からココにも手を出しています。
建売新築とは違って市場はまだ大きめです。建売新築一戸建てを買う人より、不動産を売りたい人の方が圧倒的に多いですから。
ですがココでも問題があります。市場が大きいということは単純にライバルも強くなります。また不動産売却は建売と違って遠方対応がなかなか困難で、近隣の不動産業者に売却依頼するメリットが非常に高い商材です。エリアを近隣に限るとYouTubeで全国に発信している良さが出ません。
3段階:不動産屋コンサルチャンネル(市場から逃げる)
この辺になると、YouTubeなどの活動は慣れたものになってきます。実際不動産業のビジネスの話としては儲かっていないにも関わらず少し見られているという状況から、「もしかしたらあの業者儲かっているんじゃね?」と思わせることも可能になります。
そうなると最終進化形態で「同業の不動産業の人にYouTubeコンサルするチャンネル」を作り出します。
ココまでくると立派な「元不動産屋」。
これをやり出した不動産業者は本業の方で売主や買主のために役に立つことはほぼありません。なんでも言いますよね?コンサルするくらいなら自分でやれば良いでしょ?って。それです。
自分で人を雇って企業規模や対応エリアを拡大すれば良いのにも関わらず「他社のコンサルしてお金を稼ぐ」というのは、実際不動産業者として提供していたサービス自体には価値がなくて市場から逃げる方法が1番合理的だったということです。
まとめ:不動産屋の「脱ポータル」はできるのか
- 不動産業者のポータルサイトは確かに大きな問題です
- お客さんが脱ポータルしない限り不動産業者が脱ポータルは無理
- 現役建売不動産YouTuberは3段階進化がある
- 不動産集客コンサルとか始めた不動産業者には何も依頼しないのが鉄則
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