建売新築一戸建てを購入して引越しをすると、よく来るのが「訪問販売」です。

訪問販売って大概強引な営業が多くなるので、された側からするとちょっと嫌な気分になるものですよね・・・。

出てしまうと長時間拘束されたり、断るのに体力使ったりするよね。
玄関チャイムが鳴って何かと思うと、学習塾や英会話・保険・宗教・NHK・外壁塗装や太陽光発電など訪問販売に来られた経験のある方は多いと思います。
今回はそんな訪販で、建売新築一戸建てを購入した直後に来るものについて紹介していきたいと思います。
建売住宅買うとどんな訪問販売が来る?
訪問販売営業と言えば何をイメージされるでしょうか。
広く行われているもので言えば、太陽光発電や外壁・屋根の塗装など家の外装にかかわる工事の営業もありますし、新興の大型住宅地であれば、子育て世代が多いことから英語教育や保険などの訪販営業があります。
エリアによって来る訪問販売というのは種類が分かれていますが、新築一戸建てを購入した「タイミング」などに合わせ訪問してくるタイプの人たちもいて、建売新築を購入された方も、
「やたらと訪販営業が来る」
という愚痴を言う方も多いです。今回は私が建売新築一戸建てを販売している中でお客様から聞く訪問販売営業について紹介していきたいと思います。
新築購入直後に来る訪問販売

それではどんな訪問販売が来るのか紹介していきます
NHKの受信料の人
まず訪問販売と言えるのか微妙ですが、NHK受信料請求の人です。
だいたい各家庭でテレビを持っていると思いますが、それに対してNHKがみられるのでNHKの受信料を払っていくださいというタイプの訪問です。引き落としの書類などに記入をさせて契約をとるスタイルです。
これは物理的に建物が建ったのを目で見て、引っ越しをしたのを察知してくるという場合もありますが、一説によると郵便局の住所変更などで察知するという話も聞いたことがあります。
あとはNHK受信料の回収業をやっている同じ人が不動産業をやっていて、その物件リストなどを横流しして、その物件の売れたリストに対して入居のタイミングなどで営業をかけに行くという、方法を取っている場合もあります。
太陽光発電・蓄電池の訪販営業
太陽光発電や蓄電池の訪問販売は新築に引っ越したタイミングに限らずあります。
ですが新築に引っ越すタイミングは比較的家に対する興味関心が高いので、契約が取れる確率が高く、タイミングよく訪問するというのが業者としても有利に働くため、建売新築一戸建てに入居したタイミングというのは多くなりがちです。
また太陽光発電業者からしても建売は同じ仕様や同じくらいの屋根面積の場合が多いですので、提案や資料作成もある程度使いまわしができますし、購入直後は建物の資料も紛失している可能性は低く、さらには住宅ローンで購入している方が多く、個人信用情報の問題で太陽光発電のローンが通らない可能性も少ないので無駄なく営業ができるということも言えます。
追加工事・リフォーム工事業者の訪販営業
建売新築一戸建て限定で訪問販売があるのが追加工事狙いのリフォーム業者の訪販営業です。
建売新築一戸建てはシャッターがついてなかったり、網戸がついてなかったりと、標準でついているものに対して何を追加で工事するのかという問題があります。
通常は仲介業者や売り主との打ち合わせで、こんな追加工事がしたいというのを聞かれていて、追加工事の発注なども済んでいるケースが多いですが、全然そこは提案を受けていないケースや、住んでからさらに追加工事をしたくなっているケースというのもあるので、訪販営業で仕事を取れたりするためやってきます。
こちらも工事業者と不動産仲介業を両方会社経営されている方は物件のリストをもとに効率よく営業がかけられますし、そういった複数経営していない人でもスーモなどを見ていれば次にどこに営業をかけに行くか計画が立てられますので、あるエリアをローラー作戦で訪問販売するわけではなくても、ある程度効率よく営業がかけられるそうです。
訪問販売の対処法・注意点

訪問販売が来て面倒くさいというお話はよく聞きますが、どのように対応したらいいのでしょうか。対応策としては
- 居留守(また来られる可能性大)
- 出て断る(苦痛はあるが、もう来ない可能性大)
- 居座ったら警察呼ぶ(最終手段)
というような対処法になります。
売主も注意喚起している
訪問販売について売主である建売ハウスメーカーもご契約時や引き渡し時に注意喚起していることがあります。それは
- 売主の紹介と言って訪問販売する悪質業者
です。
訪問販売は出てきてもらうことが大切なミッションで、そこで信用してもらえるようにハウスメーカーの名前を出して信用させようとする方法があります。
特に先ほどから解説しているように、不動産業の関係などから物件のリストに沿って訪問販売している場合は、当然売主であるハウスメーカー名も知っているので、その名前を出すことができます。
こういった業者は悪質な業者である確率が高いので止めておきましょう。

訪販自体は悪くない・訪販即決が悪い
訪問販売はされる側からすると、ものすごく迷惑です。さらに言うと様々な家に関するトラブルの原因を探っていくと、訪問販売によって契約した工事などの確率も高いです。
ですがだからと言って訪問販売が悪いわけではありません。一番良くないのは訪問販売してきたものを即決するということです。
訪問販売のトラブルが多い要因は、訪販=トラブルになるではなく、訪販=検討不十分な決断=トラブルというような仕組みになっており、訪問販売であっても他と比較検討したうえで決めた場合はトラブルや後悔は少ないです。
さらに言うと訪問販売が無くならない理由も、意外と契約が取れるからです。ネット上に広告を打つより実際突撃したほうがコストに対するリターンが高いから訪販業者は訪販をずっと続けているわけです。
訪販即決は絶対にやめておこうと思うことが迷惑な訪販を減らす一番の近道かもしれません。
建売買った後によく来る訪問販売:まとめ
- 【NHKの人】どこにでも出没する
- 【太陽光発電の人】家に対する出費欲が緩んでる間に・・・
- 【追加工事業者】まだオプション工事残ってる可能性に賭けてくる
新築入居後の初ミッションと思って、断りましょう。
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