建売新築一戸建て探してでも「平屋」が人気という話。建売の平屋が少ない理由

建売住宅と平屋 建売新築

建売新築一戸建てというような、新築住宅を販売しているとよくお客様から聞く話が「平屋がいい」という話です。

おるすま内田
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建売新築一戸建ての場合はすでに建物は決まってますし。。。

おるすま澤田
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平屋は建売住宅では少ないから要望に答えられないことも多いです。

今回はそんな建売真一戸建てでも平屋は人気というお話をしていきたいと思います。

建売新築でも「平屋」が人気

YouTubeおるすまチャンネル「建売でも平屋が人気」

建売新築一戸建てをお探しの方の中でも平屋は人気です。やっぱり一度は憧れるという部分もありますよね。

書くときは「平屋」ではなく「平家」になっていないか注意が必要です。「平家」は源氏と戦ってた人達のことです。

誰もが新築探しで「平屋が良い!」を通る

新築一戸建て住宅の営業マンからすると「平屋がいい」というような話は、検討初期のお客さんが結構な頻度でいうフレーズであったりします。この勢いで平屋が建築されていくと、街の半分くらいの居住用建物が平屋になるのではないかというレベルで「平屋がいい」を聞きます。

しかし意外と注文住宅でも平屋を建築される方が少ないのはやはり予算的な問題があるからだと思います。やはり平屋は大きな土地を必要とするので、そんな土地がそもそも無い、もしくは高くて買えないというような場合も多いという問題に行き着きます。

そのように考えると、検討が不十分な最初の方は憧れで「平屋にしたい」というけれど、よくよく考えていくと実際できる人は少ないという感じのものとも言えます。

営業マンからすると「ハイハイ最初の方全員が思う奴ね」というレベルの話なのか、平屋ガチ勢なのか早めに判断する必要があります。

平屋の良さは?注意点は?

一般的な2階建てや3階建ての建物ではなく平屋にするメリットとしては

  • 生活しやすい・家事動線などを工夫しやすい・家族との一体感
  • 階段を使いづらい高齢期の生活が楽
  • ワンフロアによる構造の安定性
  • メンテナンスも足場を組む必要なく安上がり

というようなところがあります。逆にデメリットとしては

  • 広い敷地が必要で予算が上がる
  • 建築についても坪単価が上がる
  • 風通しの悪い部屋ができる可能性もある
  • プライバシーや防犯面の配慮が必要な部分が増加

というようなところが挙げられます。

おるすま内田
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詳しくはまたご自身で調べてみてください。ウチのサイトは「建売」がテーマなので、建売と平屋の話に戻ります。

建売新築一戸建てにおける「平屋」

建売新築一戸建てと平屋建て

建売新築一戸建てにおいても「平屋」の物件というものもあります。

すぐ売れるかと聞かれると、建売新築一戸建ては値段を下げて短期間に売却する商品特性があるので、平屋でなくてもすぐ売れてしまうというところがあります。ですがイメージとしては、人気なので平屋は「高く売れる」というような印象はあります

しかし建売新築一戸建てで平屋の物件って珍しいですよね。なぜこんなに建売で平屋は少ないのでしょうか

建売新築で平屋が少ない理由

建売新築一戸建てで平屋が少ないのは予算の問題です。

注文住宅で平屋を建てたい人が平屋を諦めるのもほぼほぼ予算の問題ですが、建売新築を建てるときも同じ問題に直面します。

例えば、2階建ての建売住宅でよくあるような建物を建築する場合は、延べ床面積は100㎡で1階の面積・いわゆる建築面積は50㎡くらいになります。そういった建物をのせるのに十分な土地の面積はどれくらいかというと、駐車場などのことも考えると70㎡くらいを足した土地面積120㎡くらいの土地が必要になります。

しかし平屋の場合は同じ延べ床面積が100㎡になると1階しかないわけですから建築面積はそのまま100㎡になります。そこに駐車場のことも考えると最低でも170㎡くらいの土地が必要になってくるわけです。

建売新築一戸建ては価格がリーズナブルなのが魅力の商品が多いわけで土地を仕入れる価格が上がってしまうと中々建売商品としては成立しづらくなります。

それでも、平屋人気で高く売れるなら・・・平屋の建売も増えるのではないかと思う方もいると思いますが、次に建売ハウスメーカーの心理的なものもあります

「建売×平屋」に適した土地は少ない

実際、建売住宅で平屋が実際に建てられるような広めの土地を仕入れる話が出てきた場合でも建売ハウスメーカーは平屋を選択しづらい心理状態になります

例えば先ほどのような170㎡の1区画の土地を仕入れられた時、この土地に平屋の建売を建てることはできるかもしれませんが、平屋好きな顧客層は、当然のように庭も要ります。200㎡以下の土地に平屋の建物を乗せた場合に、「駐車スペースや庭スペースが狭く感じる」という所が売主側としては不安になってくるわけです。そうなると無理せずいつもの2階建てを建てて、「駐車場3台可」とか「広い裏庭あります」とかで売る方が良いような気持ちになるわけです。

それでは250㎡の土地が仕入れられた時に平屋を建てるのかと言われると、その場合は2区画に切って125㎡ずつにして2軒の2階建ての建売住宅を建てた方が、利益が大きくなる場合がほとんどという状況になります。

おるすま内田
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建売ハウスメーカーはあまり「平屋建てよ!」ってなりにくいわけです。

建売で平屋が建つパターンとしては、

  • それ以上割ることが法律上できない大型区画で仕入れた
  • 大型敷地しかできない開発現場の1区画だけ挑戦の意味で建築
  • 土地は広いが間口狭く細長い区画割しかできない時の細長い建売平屋

などがあり、建売ハウスメーカーとして平屋を作ろうという心理状態になるパターンは限られています。こういった意味で建売新築一戸建てで平屋が多くないということが考えられます。

平屋の新築一戸建てを本気で考えるお客様はやっぱり注文住宅を基本に考えた方が良いかもしれません

建売新築の平屋の間取り

長らく建売新築一戸建てを販売していますが、一昔前よりも平屋の建売は増えた気がします。

最初の方は建売ハウスメーカーも平屋に慣れていなかった部分もあるのか、いつも建築している2階建ての建売の間取りの1階の間取りの横に2階を下ろしてきて廊下で繋いだだけのような間取りの「平屋建売」を販売していました。

ですが最近になってくると大手建売ハウスメーカーの建築する平屋の建売住宅も、そのために1から考えられたような間取りで建築されています。

建売新築一戸建てと平屋・間取り
例えばこんな収納が中心にある平屋など

2階建ての間取りでは、浴室・トイレ・玄関・階段を日当たりのよくない北側に寄せ、居室はできるだけ南向きに配置するという原則に則るとある意味「工夫の余地の少ない」状態になり同じような間取りがたくさんできますが、平屋の場合は色々な工夫をする余地があるためハウスメーカーの力を入れているかどうかがわかるポイントになっています。

平屋ガチ勢は平屋でも間取りに納得いかないことも多々あります。やはり基本は注文住宅で「もし良いのがあれば平屋建売」という感覚がベストでしょう

まとめ:建売新築一戸建て探しでも「平屋」が人気

  • 新築一戸建て探す人は一度は平屋検討を通る
  • 建売で平屋が少ないのは、適した土地がないから
  • 平屋が建つような大きな土地は基本分割して2軒建てたい
  • 建売でも平屋の間取りを工夫して建築するようになってきている

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