建売新築一戸建てはどんな職業の人が買うのか。

本当に色んな職業の人が購入されます。
今回はそんな建売新築一戸建てを購入する人はどんな職業なのか。そしてその人たちはどんな人なのか。建売販売をしている不動産営業マンの独断と偏見で紹介していきます。
建売新築一戸建てってどんな職業の人が買うんですか?職業別お客さんの傾向
時々「建売ってどんな人が買うんですか?」みたいなことがYouTubeのコメント欄に書かれていたりします。これは純粋な質問なのか、それとも

俺ら注文住宅買う人間からしたら建売なんて買うやつの気が知れん的なマウントなのか。
これはよくわからないところですが・・・そんな人は置いといて、不動産営業マンから見た建売を買う各職業の方の傾向・あるあるの話をしていきます。
大きな企業の会社員の方
誰もが知るような大きな企業の会社員の方も建売新築一戸建てを購入されるケースは多いです。
所得から考えると、注文住宅も購入できるような属性になりますが、どちらかというと住宅をそれほど重視していない方や、倹約家の思考で比較的リーズナブルな建売住宅を購入する決断をされる方になります。

お金持ちやのにユニクロの服着てる感じです。逆にかっこいいですよね
しかし建売販売をしている不動産営業マンからすると、細かいところまできちんと検討されるお客さんの印象があります。「住居なんてこんなもんでいいんですよ」からの「耐震等級ってどういう仕組みなんですか?」って質問が飛び込んでくる感じです。
また検討をかなり深めてやりますが、検討し切った後の決断力は高い傾向にあります。
あとは滲み出る大手感というのもあります。大きな会社で会社員するということは交渉ごとの時に自分が有利な立場であることが多いですので、購入の際の条件交渉も若干強気な条件を求めてくるケースが多いです。
地方の中小企業の会社員の方
地方の中小企業の方で建売新築一戸建てを検討されている方は、どちらかというとリーズナブルな商品展開をする建売ハウスメーカーからしてもメイン顧客層になってきます。
注文住宅も検討していることもありますが、建売住宅の中で決めようということが既に決まっている場合も多いです。

イメージとしては。。。
「断熱性能が・・・」とかそういったベクトルで細かいことは仰る方が少ないですが、やはり大きな企業でお勤めの方と比較すると検討に時間がかかるというところがあります。距離感の近い方も多くて、不動産営業マンとお客様という関係性にとどまらず(本当はダメですが)こちらの敬語が崩れてしまうような人間関係になる場合もあります。
会社員の中でも「営業職」の方
規模ではなくどんな仕事をしている人という観点でみると「営業職」がやっぱり1番多くなります。
営業マンのお客様のあるあるとしては、営業歴が短い人ほど営業マンには厳しく、営業歴が長いほど営業マンに優しいという特徴があります。

ベテラン営業は自分がお客さんの時も、こういうところ営業って辛いよな。っていうテンションで不動産営業マンに話してくれていると…
しかし営業マンのお客さまの場合は「遅刻」とか「報告のミス」とかそういった営業マンにあるまじき行動が一つでもあれば切られます。
自営業・個人事業主の方
自営業・個人事業主というと住宅ローンが通りづらいのがまず第一の問題になってきます。確定申告を本当の収入よりも物凄く低い金額で申告されているというケースも多いのでローンが通らない方も多くなります。
ただ会社員の方と比べると自分で全ての決断をしてビジネスをされてきたということもありますので決断力が高く、心配になるくらい早期に決断をされる特徴があります。
その反面、礼儀やマナーというのは会社員と比べるとできていない場合も多いです。年齢とか関係なくお客さんと不動産業者ですので、どんな感じでも大丈夫なんですが、

20代前半の建築系の個人事業主の子にタメ口で話されると、流石に「おーマジか」ってこっちも思ってしまうことがあります。
あるあるとしては虚勢を張る人が多くて・・・。というようなところもあります。例えば住宅ローンの審査のために申告額や本当の所得を聞かせてもらい、審査が通る道筋がないか確認させてもらうのですが。その時に
「この車一台で150万円儲けて…」
「このイベントで200万円儲かるねん…」
「大手の〇〇と取引があって…」
というようなあんまり聞いてもないお話に脱線していくことがよくあります。
公務員の方
公務員の方にもいろいろあります。市役所で働いている方もいますし、教師・警察官・消防士から水道局やゴミ処理場勤務の方もいます。
公務員の方は結構「熟考タイプ」の方が多く、決断するまでが長い傾向にあります。
あと悩んでいるポイントであったり、こだわりのポイントが他の人がこだわるようなところではない特殊な場合も多いのが特徴です。

公務員は変わっている人が多いと言いますが、建売探しでも感じることはあります。
変わっている話でいうと公務員の中でも「教師」系が変わっているレベルが一段上というのは不動産業界ではよく言われたりします。
公務員の中でも消防士の方
これは個人的な印象になっていくんですけど、公務員の中でも消防士さんが建売新築一戸建てを購入されるケースもありますが、この消防士さんは大体「プライベート崩壊しがち」というあるあるがあります。
- 取引中にお酒のトラブルを起こされて問題になったり
- そもそも浮気で離婚して再婚相手との家探しだったり
- なぜか借入が凄いあって、よくよく聞くと博打好きだったり
というようなお客さんにお会いしたりします。
IT系・システムエンジニアの方
最近で多くなった仕事というとIT系のお仕事をされている方も多くなったと感じます。

私のようなアナログな人間からすると何の仕事をしているのかすらわからないですが。
プログラマーであったりシステムエンジニアですということを職種として言われますが、不動産業者からするとそれが何なのか全くわかっていないという状態です。
傾向としては論理的な思考が強い方が多いです。好みの問題の話は話しても盛り上がりにかけますが、定量できるデータの話になるときちんと聞いて検討の要素にしてくれるというようなところがあります。
町工場の工場勤務の方
町工場で働かれているような工場勤務の方は、寡黙に働く言葉数が少ない方が多いのかなと思いきや意外とコミュニケーション能力が高い印象があります。
最初に出て来た会社員のような完璧な敬語と社会人マナーを使いこなすかと言われるとそうではないですが、

私もどっちかというと敬語と社会人マナーが微妙な方ですので、むしろ話しやすいです。
キャッシングなどのローンをたくさん持っている方も多く、また住宅ローンで何千万円と借入することに対しても他の方々より怖がっていない印象があります。
運送業・運輸系の方
トラックの運転手など運送系の方も建売新築一戸建てをよく検討されます。
これは運送系は最近は固定給の企業も増えて来ましたが、乗ったら乗った分だけ給料が高くなる歩合給の文化の強い業界ですので、銀行から見ると安定性が低く所得の割には借入額が伸びにくいというところがあるからです。
考え方も先ほど出て来た「自営業の方」に近く、決断力の高い方が多いです。
また運送業の方は夜に働く方も多かったりするので、アポイントの取り方が他の方とは違う日程になりやすくなります。
美容師系の方
美容師の方も結構いらっしゃいます。美容師の方は聞いてると若いうちは特に「激務と薄給」の場合が多く「大変なんです」って方が多いです。
若い方は特にですが、建売新築一戸建ての購入というとやっていけるのか不安になって決断できないという方も多い傾向があります。
あと給与体系や社会保険・雇用保険の状態もちょっと他の業種では見ないくらい特殊な状況で雇用されている場合も多く、審査する金融機関からしても安定性が低いと判断されるケースも多くなります。
お客さんの感じとしては髪型がオシャレ。接客業をされているので、会話もスムーズにできる場合が多いです。
看護師・介護士・医療系の方
看護師などの医療系の方は、必然的に女性が多くなって来ます。そうなると我々は「建売などの新築を探す看護師」の方に会うわけですので、単身女性が多くなってくるということになります。
こういった方の検討スタイルは「家でじっくり考えて」「買うって決めてから見にいく」くらいのレベルの方が多いです。

不動産業界では看護師の方のお客様は嬉しかったりします。
お会いしてから検討している期間も短いですし、看護師資格を持たれていたりすると住宅ローン審査も有利です。不動産業者からするとありがたいわけです。
まとめ:建売新築一戸建てってどんな職業の人が買うんですか?職業別お客さんの傾向
いろんなことを言いましたが、個人の感想です。血液型診断と一緒でそうじゃない人もたくさんいますので、ご了承ください。
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