建売新築一戸建ては建築中をメーカーごとに紹介する人気の企画。今回はそんな建売住宅の中でも飯田グループホールディングスのアーネストワンのある現場の外壁について現場写真を交えて紹介していきたいと思います。
建売の外壁材はめちゃくちゃ汚れやすいなんて風説もありますが・・・
日当たりとか環境にもよるし、お高い注文住宅でも結構同じような外壁の汚れ現象は起きてるよ
外壁材は比較的、完成後でもチェックできる項目あると思うので建築済の現場で見るべきポイントというものも紹介していこうと思います。
アーネストワンの建売の外壁材はどんなもの?【実際の工事中の現場写真】
アーネストワンさんのクレイドルガーデンシリーズの外壁はサイディングを採用しています。
建売住宅では外壁材はほとんどサイディングが使われています。同じ飯田グループホールディングスの中でもアイディホームさんはパワーボードを使っている現場があります。
アーネストワンの建売はダイライト工法
アーネストワンの建売住宅は外壁材のサイディングを貼る前に「ダイライトボード」という耐力面材を貼ります。
ダイライトボードの厚さは9mmです。
昔は茶色のダイライトボードを使っていましたが、最近は真っ白のダイライトボード。基本的には同じ商品みたいですね。上の写真のように白と茶色のダイライトボードが混在している現場もあります。
ダイライト工法とはこういったダイライトボードを外壁内部に入れることにより、通常の木造軸組み工法では柱や筋交いで揺れに耐えるところを、ボードの面で支えることができる工法です。図にするとこんな感じ。
DAIKENさんのHP
またダイライトボードは
- 地震に強い
- 火災に強い
- 白蟻に強い
- 湿気は通す
という特性をもっています。
ダイライトボードの上から防水シートを巻く
ダイライトボードをはり終わると建物のすべての箇所を覆うように防水シートがはりめぐらされます。
ディポン社のタイベック®ハウスラップという製品を使っています。ハウスラップというだけあって家全体にラップを巻き付けるがごとく隙間なく家をコーティングしていきます。
アーネストワンの外壁サイディング固定は釘打ち
アーネストワンの外壁は14㎜のサイディングです。固定する方法は上の写真のような釘打ちという方法になります。
釘を打って上から同系色の塗装をして少し目立ちづらくしています。
釘打ち以外には「金具止め」という工法があり、ステンレス製の金具を胴縁に釘やビスで固定して、固定した金具にサイディングボードを引っ掛けるようにして張ります。
建売では外壁の釘打ちは一般的
外壁の固定方法で釘打ちと金具止めのどちらがいいかと言われると間違いなく金具止めでしょう。釘打ちはそもそも外壁材に穴を開けていますのでそこから劣化したり、見栄えもよくありません。
ですが建売住宅では、コストダウンの意味でも14㎜のサイディング外壁を使うため、釘打ち工法が一般的と言えるでしょう。
この辺りがとても気になるようであれば、注文住宅を考えてみてもいいかもしれません。
ボードの隙間をコーキングで埋める
外壁材のサイディングをつけて、ボードとボードの隙間をコーキングで埋めます。
基礎と外壁材にも隙間がある
基礎の水切りと外壁の間にも隙間があります。外壁内の換気のためにこの隙間が設けられているようです。
さらに水切りをしたから撮影すると、
これは基礎内部の換気のための換気口になっているようです。
しかし最近(2022年10月現在)のアーネストワンさんのクレイドルガーデンシリーズでは、床断熱工法から基礎断熱工法に切り替えた物件もあり、こちらの通気口は無い物件も出てきました
詳しくはYouTubeおるすまチャンネルにて現地動画解説しております。
外壁材はどれくらい汚れるものなの?アーネストワン
こちらはアーネストワンの物件を購入した方の物件写真です。築7年です。
排気口のところが汚れやすいようです。そしてよく見ると断熱材に当たる部分に汚れがついており、柱のあるであろう部分の外壁は比較的綺麗になっています。
これは放射冷却結露という、いわゆる「夜露」によって断熱材の部分は夜露がつきやすく、比較的温度が高くなる柱の部分には夜露がつかなかったことによる、汚れの差であると考えられます。水分が多い外壁面には汚れもつきやすいですし、水分を使って気生藻という「藻」が繁殖して緑色になるケースもあります。
外壁材のメンテナンスはどうすればいい?
外壁材に関しては先ほど紹介したような、藻や汚れなどの付着のほかにもコーキングや外壁自体の劣化も考えられます。それではどのようなメンテナンスが必要なのでしょうか
外壁材の汚れ・藻の繁殖対策
先ほどご覧いただいたような汚れや藻の繁殖によって、外壁材が黒色もしくは緑色に汚れる現象に関しては、こちらの溶剤がおすすめです。
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汚れがついてしまった後だけではなく、予防の効果もあるため、新築一戸建てを購入した直後に、綺麗な状態で全体に吹き付けるのもおすすめです。
外壁材やコーキングの劣化対策
外壁材は屋根材とともに風雨にさらされる劣化しやすい部分です。ですので新築の段階から気を付けて外壁の様子を見てこまめにメンテナンスする必要があります。
サイディングの小さなひびや割れにはこちらの商品がおすすめです。サイディング外壁のお宅の必携品です。
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劣化が進んでいる外壁には塗り替えなどを大掛かりなメンテナンスが必要です。相場を把握するだけでもメンテナンスの資金計画が立てやすいので、こちらのサイトで自分の家の外壁の状態に合わせた施工の相場を確認してみてください。
アーネストワンの建売の外壁材はどんなもの?【実際の工事中の現場写真】:まとめ
アーネストワンの建売の外壁は14mmのサイディングを採用している。
下地材に直接釘で固定する「釘打ち工法」を使っているので、釘打ちされている場所や釘打ちされた周辺が割れていないかなどがチェックしてみるといい。
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