住宅ローンがなかなか通らないという方で結構多いのが自営業で仕事をされている方ですが、自営業をしてきて法人にした、つまり会社を作って社長・代表取締役になった方の住宅ローンも審査は同じように厳しいものがあります。
自営業と法人化のつながりできちんと見てもらえる金融機関に出す必要がありますね
非会社員系のひとは本当に不動産屋選びでだいぶ変わるから要注意やな。詳しくない人に当たったら一生通らんからな
今回はそんな自営業を法人化した後の住宅ローンについて解説していきたいと思います。
急に厳しくなる?自営業を法人化した時の住宅ローン
「5年間自営業として確定申告してまして、仕事がうまくいってるもんで先日会社を作って法人化したんですよ。で・・・家も買おうかなと思ってまして・・・」というようなお客さんにも時々会いますが、
結論から言うと、法人化直後のほうが住宅ローンは通りにくいです。
一般的には「自営業のおじさん」→「会社の社長」になって住宅ローン的にはプラスになったかと思いきや、実は住宅ローンは通りにくくなっています。
法人化してしまった後に住宅ローンの審査をすると、一般的には金融機関は自営業の期間の確定申告の履歴や額を考慮に入れてくれません。あくまで前の事業形態の時の話ですよね。って感じ。
ですのでこの方は、自営業のうちに一旦、住宅ローンの審査をしておくべきでした。
法人化した後の住宅ローンどうすればいい?
法人化した後の住宅ローンは、自営業の時とは審査の仕方が違います。自営業の時は個人の確定申告書が必要でしたが、法人化した後は会社の決算書を用意してください。ということになります。これも2期でよかったり1期でも審査しますというような金融機関もあります。
先ほど触れたように法人化した直後はおそらく決算もまだ行われていない場合も多いと思いますので、決算書が1期もない状態で審査しないといけないようになります。
ですので法人化した後にその会社の社長として住宅ローンを通したい場合は最低でも1期の決算は求められるということです。フラット35とかでは法人化して2か月とかでも審査自体はしてくれますが、やっぱりなかなか通りません。
ですので法人化した後に住宅ローンを通そうとする場合は2、3年頑張って住宅ローンを通してもらえるような会社の決算書が2期3期揃うまで待つ必要があります。
取引のある銀行に個別対応を。
自営業時代から融資や預金で付き合いのある金融機関に相談してみると、個別案件として住宅ローンを通してくれる場合もあります。
法人化した後も自営業時代とのつながりを見てもらえる銀行に相談してなんとかなるか確認してみましょう。
自営業の方の年収はどういう風に判断するかというと基本的には確定申告している額です。(みなさん赤字なのか、税金を納めたくないからか、少額で申告している人が多いですよね)
この確定申告している額が3期分、つまり3年分いるのが普通です。金融機関によっては2期とか1期でいいとか言ってくれるところもあります。
急に厳しくなる?自営業を法人化した時の住宅ローン:まとめ
自営業の方が法人化する場合は、住宅ローンのことも念頭に置いて行わないといけません。
自営業時代のきちんとした申告が台無しになってしまう可能性もあります。
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