イオン銀行の住宅ローンを徹底解説【金利・審査基準・手数料】

イオン銀行住宅ローン 住宅ローン

イオン銀行は小売業大手のイオングループ内の銀行。イオングループの店舗ほぼすべてにATMを構え、ショッピングモールなど大型商業施設には有人店舗も作るなど、イオンの販売網と密接に関連した新たな形態の銀行です。

この記事ではそんなイオン銀行の住宅ローンの金利・審査基準・などを解説していきます。

イオン銀行の住宅ローンの金利

イオン銀行の住宅ローンの金利

イオン銀行の住宅ローンの金利はどれくらいかというと、

  • 基準金利 → 2.37%
  • 最大優遇後金利 → 0.520%(金利優遇1.85%)

となります。そのほかにも短期の固定金利というのもあります。

  • 3年固定 → 0.430%
  • 5年固定 → 0.550%
  • 10年固定 → 0.690%

最大借入金利と書きましたが、ほとんどの場合イオン銀行は審査に通過するとこの金利での借り入れになります。

イオン銀行の住宅ローンの審査

イオン銀行の住宅ローンの審査

イオン銀行の住宅ローンの審査について借入額を中心に解説していきます。

イオン銀行の住宅ローンでいくらまで借りられるか

それではイオン銀行の住宅ローンでは最大いくらの借入ができるのか年収をもとに計算してみましょう。車のローンなど他のローンがないとして計算しています。

年収借入最大額
250万円1,410万円
300万円1,690万円
350万円1,970万円
400万円2,630万円
450万円2,960万円
500万円3,760万円

借入可能額の目安です。それでは具体的にどのように計算して借入可能額を決めているかというと

イオン銀行の住宅ローンの審査金利と返済比率

借入可能額の計算は、審査金利と返済負担率によって計算します。

審査するときに使う「審査金利」は

  • イオン銀行の審査金利 3%

この金利ででた支払額が年収のどれくらいの割合になるかで借入額が決まります。これを返済比率(返済負担率)といいますが、

  • 年収400万円未満の方 → 25%以内
  • 年収400万円以上の方 → 30%以内

に収まる金額であれば借入可能です。

この基準は結構厳しめで、イオン銀行では借入可能額が年収に比べて低く出がちです。あまり借入額が伸びない金融機関と言えるでしょう。

審査金利?返済比率?よくわからない。。。という方は具体的な借入上限額の計算例をみてみてください。

具体的な借入可能額の計算例

例えば年収420万円の年収の方の35年借り入れのイオン銀行での住宅ローンの借入可能額を計算すると、

まず返済比率で「年収400万円以上」なので30%以内ならOKということになります。つまり

420万円×30%=126万円

までなら年間住宅ローン支払いをしてよいということになります。これを月々で割ると

126万円÷12か月=10.5万円くらい

月々の支払まで出たところで審査金利を使います。審査金利は2.37%・借入期間は35年で月々の返済額10.5万円以内に収まる借入額は2980万円くらいまで可能ということになります。

住宅ローンの支払額については金利電卓で計算してください。ネット上でできるサイトもありますし、携帯のアプリなどでもあります。

途中で月々11.6万円の支払いというのが出てきましたがこの金額が支払額ではありません。これはあくまで審査金利2.675%による金額で、融資実行金利は優遇が受けられ0.775%など(審査により異なる)になります。実際に2980万円まで借入すると7.7万円の支払になります

最低勤続年数

なし

事務手数料

事務手数料は「定額型」と「定率型」の2種類から選ぶことができます。

  • 定額型 → 11万円(税込み) + 金利0.2%上乗せ
  • 定率型 → 借入額の2.2%

たとえば、2500万円を借入した場合は

  • 定額型だと → 11万円負担・金利0.2%上がる
  • 定率型だと → 55万円負担

という感じになります。イオン銀行は保証料はありませんが、事務手数料でお金をとるタイプの金融機関ということと

保証料で言うところの「定額型」は「内枠」で、「定率型」が「外枠」支払いに対応しているという感じです。

イオン銀行の住宅ローンの特徴

イオン銀行の住宅ローンの特徴

金利も安く・イオンで相談できる

イオン銀行の住宅ローンは変動金利の金利は比較的低く、さらにイオンに行けば相談できたり、手続きができるというメリットがあります。

イオングループでのお買い物がお得に

当然、イオングループの特性を生かした特典があります。例えば

  1. イオンでの毎日のお買い物が5%OFF
  2. 定期預金を組む時優遇金利
  3. イオングループ各社からの特典
  4. WAONポイント2倍DAYなどカード特典
  5. ゴールドカードの発行

などなど。イオンによく行く人は住宅ローンを借りてからもいろいろうれしいことがたくさんあります。

諸費用ローンの借入

イオン銀行の諸費用の借入にはルールがあり

物件価格の5%が上限

です。例えば3,000万円の新築一戸建てを購入する場合は150万円まで諸費用を上乗せした3,150万円までであれば借入可能です。

団体信用生命保険はガンと8大疾病

イオン銀行の団体信用生命保険の特約は、ノーマルの何もつけないか、がん特約をつけるのか、8大疾病まで、さらに居住不能保険をつけるのかです。

  • 死亡・高度障害   → 金利上乗せ無し
  • ガン保障付き    → 金利0.1%上乗せ
  • 8大疾病保障付き    → 金利0.3%上乗せ
  • さらに居住不能保険 → 金利0.35%上乗せ

がん団信は一般的なものです。特定のがんと診断された場合に住宅ローンが0円になるというもの。

イオン銀行・住宅ローン・団信

8大疾病保障付きは、がんに加えて8大疾病にかかったときに保障があり、各疾病により条件が決まっています。

イオン銀行住宅ローン・団信

居住不能状態とは、火災や地震や自然災害により、住宅に居住することができなくなるというような状態で、この状態が6か月続くと36か月(3年分)を限度としてローンの返済額を保障してもらえるというものです。

繰り上げ返済費用

繰り上げ返済手数料0円

イオン銀行の住宅ローンに向いている人

イオン銀行の住宅ローンに向いている人

イオン銀行はなんといっても、イオンにいけば銀行窓口やATMがあるというところがいいところです。

  • イオンによく行く
  • 変動金利での金利を重視している
  • 団体信用生命保険の特約が気になる方

です。

イオン銀行の住宅ローン:まとめ

最近はお客様からもよくフレーズを聞くようになった「イオン銀行」

イオン銀行が気になっている方がよく言われるのが、
イオンで買い物したら5%OFF」になるし
5のつく日はWAONポイントがめっちゃ貯まる日があるし
という言葉です。

小売業界から金融に参入した「良さ」をうまくセールスして、住宅ローンの融資を増やしていっているように感じます。

われわれ田舎に住む民は、何買うときでも「イオン」行くからね。

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