消費者金融・カードローンがあっても住宅ローンで新築一戸建て買えますか?

多重債務でも住宅ローン審査は通って新築一戸建て買えるのか 住宅ローン

新築一戸建てを販売していると、車のローンや携帯の機種代・ショッピングのローンだけではなく、カードのキャッシングローンや消費者金融からお金を借りているお客さんにも出会うことがあります。

おるすま内田
おるすま内田

既存の借入を家を買う・住宅ローンを機会に精算したいという人もいますよね

おるすま澤田
おるすま澤田

家はほぼ何でもいい借り入れをどうにかしたいみたいな人もいるよな

今回はそんな消費者金融での借り入れやカードローンが多重債務的になりかけているかたは住宅ローン審査を通過して新築一戸建てを買えるのかについて紹介していきたいと思います。

消費者金融・カードローンがあっても住宅ローンで新築一戸建て買えますか?

YouTubeおるすまチャンネル「消費者金融・カードローンあっても住宅ローン通る?」

YouTube発信などをしていると、コメント欄やラインでの質問で、

「これだけの借入を持っています。〇〇歳で仕事は●●しています。住宅ローン通りますか?」

という質問がやってきたりします。どのケースも「場合による」としかお答えしようがないのですが、傾向をざっくりまとめると

  • 消費者金融・カードローンが5件以上 → 困難(とりあえずご相談を)
  • 消費者金融・カードローンが3件以上 → 困難(諦めるほどではない)
  • 消費者金融・カードローンが2件ある → いけること多い

という感じで金額より件数でお客様の傾向を分類できるテーマではあります。

その情報量では答えようないって方も多いですが・・・こういう感じのご質問はだいたい・・・

多重債務で住宅ローン通るのか(正直ほぼ難しい)

このようなご質問をいただく方の多くはちょっと住宅ローンは厳しいかな?って方が多いのが正直な印象です。もちろん借り入れが多くても年収や職業の属性がよければ住宅ローン審査には通過できるので一概には言えませんが、、、

ご質問いただく方の多くは、「消費者金融が3件カードローンが3件」とか多重債務的になっている方になるので、こういう方は審査する金融機関側の印象も相当程度悪いので、なかなか審査には通らない部分もあります。

逆に借り入れの件数が少ない方は住宅ローンで何とか出来る可能性は高くなっていきます。

可能性ある場合はそれでもある

そもそも借り入れの額や件数がまだ少ない方や、多重債務的になってはいるものの仕事や年収の属性がイイ、もしくは購入する物件がかなりお安い物件であるなどの事情が出てくると住宅ローン審査が通る場合もあります。

最近ではJAやろうきんなど既存の借入を住宅ローンに組み込んで、おまとめローン的に取り組んでくれる金融機関もありますので、そういったものを使って支払い額自体を減らすことも可能です。

ある意味既存の消費者金融やカードローンの支払いに困っているの生活再建的な使い方で新築購入や住宅ローンを利用する方もいます

どんな方でも特に迷惑ではないのでお気軽にご相談ください。

多重債務をもって新築を探す心構え

多重債務で不動産屋にいく心構え

住宅ローン審査はやってみないとわからない部分もありますし、一般の方にとっては自分がどの程度見込みがあるのかもわからないと思いますので、とりあえずご相談いただければと思いますが、多重債務的な状態で新築一戸建てを探す時の注意点を、多重債務のお客さんあるあるからご紹介していきます。

①借り入れは全部言ってください。

まず最初に借り入れを全部言わないお客さんがめちゃくちゃ多いです。

そもそも「何も借入無いです」で押し通そうとするお客さんもいますが、一番多いのは一部は言うけど全部は言わないというパターンです。消費者金融で2件100万ほど借入ありましてというかたの7割くらいは消費者3件カード3件合計300万くらいある印象です。

そのくらい好印象を持ってもらうために自身の借入を隠す方が多いですが、これは逆効果しかないです。

住宅ローン審査は1回勝負の側面のある審査も多々あるので、正直に言ってもらっていれば、方法があったのに隠したことにより通らないということもあり得ますので是非すべて隠さずにご相談ください。

全部言って門前払いされるの嫌かもしれませんが、門前払いの方はちゃんと審査してもちゃんと落ちます。最初から言った方が時間の節約になります

②言い訳は短めにしてください。

基本的には多重債務で住宅ローンを通すときの心構えは①全部言ってで終わりですが、借入ある方あるあるはまだありますのでご紹介します。

借入ある方のあるあるとしては「借り入れができた言い訳が長い」ということです。

基本的に住宅ローンの審査上必要になるので、既存の借入の使用用途は確認しておくわけですが、「このお金は何に使ったんですか?」って聞くと、事実説明以外の言い訳的な部分がものすごく長い話をされる方が多いです。

言い訳だけで「結局何に使ったんですか?」ともう一度聞かないとダメなケースもあります。

さらに言うと本人もしくは親族がだいたい病気になります。本当なんだと思いますが病気の説明を長くされても正直どうしようもない部分もあったり、さらには病気したとしてもそうなる?って次元の借入総額だったりします。

これも正直に言ってもらってもそんなに大した問題でもないので普通に言ってもらえるのが一番だと思います。

不動産屋は審査しないので、この人アカンなとも思わないし同情もしないです。

③大体でいいので敬語で

多重債務的な状態になっていてほぼ無理かもなって営業マンが思ってしまうお客さんのあるあるとしては、「なぜか敬語じゃない」というのがあります。

年齢的にも上の方もいますし、そもそもお客さん側ですので敬語じゃなくて全然良いんですが、お客様の9割くらいは「敬語」に分類されるような言葉で会話をしてくださいます。

ですが多重債務的になっているかたで非敬語の方は無理なケースは非常に高いです。1つは借入ある方は住宅ローン審査において職業などの属性が大切になりますが、金融機関の言う属性の良い方は仕事における敬語の癖がついています。どちらかというと非敬語の方は金融機関の言うところの属性の良くない方になるので、「多重債務」+「非敬語」で審査通りにくいという傾向が出来上がると考えられます。

あとは営業マンも人間なので非敬語でやる気をなくすという側面もあります。完璧な敬語は私も使えているとは言えませんが、相手に真剣に取り組ませるためには自分が思う形でいいので敬語からやってみてください。

あとは、多重債務の状態を「こんなん普通ですけどね・・・」「おかしいですか?」的な雰囲気を漂わせようとするっていうあるあるもあります。無理あるでしょっておもっちゃいます。

【余談】営業マンの心構え

ここまでは多重債務的なお客さんの心構えでしたが営業マンの心構えもあります。

それは「過剰に荒く扱わない」ということです。

多重債務的な方はそうでない方と比べてどうしても成約率が下がります。そうなるとどうしても適当に扱う不動産営業マンが出てくるのも確かです。

  • 借入を過少申告する
  • 借入について言い訳を長々とする
  • 舐められないように非敬語でいく

というようなことはある意味、そういった境遇で邪険に扱われてきた方々の事情を反映しているとも考えられるので、考え方を変えれば我々不動産営業マンの責任ともいえる現象です。

営業マンなので仕事やお客さんの優先順位の問題はどうしてもありますが、そういう状況のかたも過剰に荒く扱うというのは良くない事だと思います。

不動産営業マン自身も大概支払いめちゃくちゃある人多いからね・・・

消費者金融・カードローンがあっても住宅ローンで新築一戸建て買えますか?:まとめ

  • 多重債務的な方もまあ一旦ご相談を・・・
  • 多重債務で家買いに来た人あるあるにならないように気を付けてください

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