携帯代の滞納で住宅ローンが通らない人が増えている?というニュースについて

住宅ローン審査と携帯代の滞納 住宅ローン

建売新築一戸建てを販売していると住宅ローンのお話もありますので、いろいろな借り入れをされている方の話を聞くこともあります。その中でも携帯の機種代金のローンというものは多くの人が持っているローンでもありますので、よく話題にのぼります。

おるすま内田
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ネットを見ていると携帯代の滞納で家が買えなくなっている人が急増とか。。。

おるすま澤田
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携帯代滞納はローン滞納として個人信用情報に載りますからね。

今回はそんな携帯代滞納で住宅ローン審査が通らないようになり、家を買えない人が続出しているのかという話について解説していきたいと思います。

携帯代滞納で住宅ローンが通らない人が増えた気もする?

YouTubeおるすまチャンネル「携帯代滞納で家が買えない?」

ネットを見ると時々「携帯代滞納で住宅ローン審査が通らず家を買えない人が続出?」というテーマの情報発信があったりします。

正直に言うとこれは携帯代という日常的な些細なことで家を買うという人生の大きな出来事が変わってしまうというのをフックに読んでもらおうという意図のネタなんですが・・・

携帯代の滞納で家を買えない人は増えたのか

大前提から説明すると住宅ローン審査をする場合には、過去にそういった借り入れをして延滞をした履歴のない人なのかどうかというところも審査対象になってきます。これに携帯の機種代金の部分のローンの支払いをちゃんとしているのかというところが関係してくるわけです。

携帯代を支払わないと、その月の通信費とともに機種代金のローン部分も払わないことになってしまいますので、借り入れを滞納したこととして住宅ローン審査にも悪影響が出てくるということです。

しかし発表されているものの中では携帯代の滞納が原因で住宅ローン審査が落ちた人が増えているというデータはありません

おるすま内田
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審査落ちた理由の統計なんて発表できるものでもないし。

そして建売新築一戸建てを販売している不動産業者の感覚としても、「あの携帯代の延滞さえなければ通ったのに」っていう案件が増えた感覚も全くないです。

建売新築はリーズナブルな新築の業界なので、注文住宅と比較するとお客様の滞納率というのも高くなる業界ではありますが、「携帯代の滞納」の率が上がっているかというのは疑問です。

後でも解説しますが、携帯代のうっかり滞納だけなら、なんとかしてくれます

携帯のローンは普及し過ぎている

携帯代の滞納で家を買えない人が急増しているかどうかは別として、携帯がなかった時代や、携帯の機種代金が0円だったあのカオスな時代と比較すると、携帯の機種代のローン・借入を持っている人の割合は増えたのは間違いない話ではあります。

そして滞納には「うっかり滞納」もありますので、口座残高が足りないのを気づかずに滞納してしまっているというパターンもありますので、借り入れを滞納する人の数は携帯の機種代をローンで買うというのが主流になってからは増えてはいると思います。

滞納してる人は大体「うっかりしてたり」「自分を含めた親族が病気になった」話をします。

携帯代滞納で家を買えない人が急増はしてない?

携帯代滞納と住宅ローン審査の関係性?

不動産業者からすると正直、携帯代の滞納で家を買えない人はそんなに増えていないというのが感想です

携帯代の支払いの優先順位は高い

そもそもお客さんの中に携帯代を滞納し続けて個人信用情報に毎月のように滞納の履歴が残っている人は珍しいです。

消費者金融やクレジットカードなど、あとは車のローンを滞納している人はいます。ですがその人も携帯代だけは毎月きちんと払っています

おるすま内田
おるすま内田

不動産を貸したりしていても思いますが、家賃は滞納しても携帯代だけは全員払っています。

これはなぜかというと、携帯代を支払いしないと携帯電話を止められるからです。こういった止められる系というのは支払いの優先順位が高く滞納しない傾向にあります。

消費者金融系はある意味「支払督促」されるだけですので払わなくても、借りたお金で買ったものが自動的に没収されたりする心配はありません。

家賃や車のローンなども最終的にはそのモノを取り上げられるモノですが、すぐ今日明日に動きがあるものではありません。最終居座ってなんとかできます。

最近では水道代や電気代もすぐには止まらなかったりします。生きていくのに必要不可欠なものだったりしますので。。。

それに対して携帯は携帯会社が勝手に使えないように止めても生死に関わることでもありません。支払いが滞ると一番早くに止められてしまうものが携帯代ですので、滞納をする状態にある人もまず真っ先に支払うのが携帯になりがちです。

携帯代のローンを持っている人が増えても、支払いの最上位に来ることで取りっぱぐれ少ない借入なのです

携帯代を滞納する人は他も滞納ある

それでも建売新築一戸建てを検討しに来られる方の中にも携帯代を滞納している人もいます。そういう人は2種類に分けられます。

  1. 携帯代も含めて他にも滞納がたくさんある人
  2. 過去の1回の携帯代滞納がある「うっかり滞納」の人

先ほどもいったように滞納するタイプの人であるとか、お金がなくて生活がままならない人はまず携帯代から滞納し始めることはありません。ですので携帯代にまで滞納があるということは他の消費者金融の借り入れやカーローンなどに滞納がある人がほとんどになります。

そういった方を「なぜ住宅ローンが通らなかったか」聞かれた場合に「携帯代の滞納で通らなかった」とは普通言いません。消費者金融で借りた分の滞納があるんでコレが一番大きい要素ですねってなります。

携帯代「まで」滞納が始まっている人は、住宅ローンが通らない理由は携帯代滞納とは普通言わない。

携帯代のみの数回の滞納は、実際審査通る

それではもう一つの「うっかり滞納」というような場合もあります。このタイプは携帯代のうっかりミスで住宅ローンが通らないというようなケースもあります。

しかしこれも、「うっかり滞納」であることが明らかな状態であれば情状を考えて通してくれる金融機関もありますので、「意外と通る」というのが不動産業者の本音です。

金融機関側にとっては借り入れの滞納であることは間違いありませんが、携帯代というここまで多くの人が持っている状態になってしまった借入に関しては、他の借入と同じように滞納などに厳しく判定していくとお金を貸すチャンスを減らしてしまうというところにも繋がりますので、比較的寛容に審査してくれるところもあります。

携帯代の滞納でもずーっと滞納繰り返してる人は厳しい目で見られます。金融機関にとっては「うっかり」感が重要になってきます

こういった意味で、携帯代を滞納する人の二つともで、「携帯代の滞納で住宅ローン通らなかった!」って人がたくさん出てくるかと言われると、

おるすま内田
おるすま内田

そんなこともないんじゃないの?

というのが不動産業者の本音です。

まとめ:住宅ローンの審査と携帯代滞納

  • 携帯代滞納でも住宅ローン審査には悪影響になる
  • 「小さな事でも大事になるよ」感の情報発信が多い
  • 現場の不動産屋かるすると携帯代滞納が直接の原因ではない場合が多い
  • 過去うっかり携帯代を飛ばした人はまだ可能性はある(かも)

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