アーネストワンさんの建売新築一戸建て小型化している?建物の大きさのお話

アーネストワンの建売新築一戸建て・小型化? アーネストワン

建売新築一戸建てを販売しているとハウスメーカーさんの仕様の変化に気づくことがあります。

おるすま内田
おるすま内田

これってこんな感じやっけって思う時ありますよね。

おるすま澤田
おるすま澤田

いやハウスメーカーも種類多いから、俺は気づかんこと多いよ(笑)

今回はそんな仕様の変化の中でも、建売大手のアーネストワンさんのクレイドルガーデンシリーズの小型化してる?というお話を紹介していきます。

アーネストワンさんの建売新築一戸建て小型化している?

おるすまチャンネル「アーネストワンの建売新築・小型化してない?」

一般のお客さんからするとハウスメーカーの仕様の変化を感じることは特にないと思います。なぜなら一般の方が3年も4年も建売を探し続けることが稀だからです。みなさん半年とか1年くらいで新居を決定し、その後はスーモもホームズも見ることは無くなってという生活に戻られると思います。

ですが我々不動産仲介屋はずーっとこの仕事をしているので変化にも気づきます。

ハウスメーカーからするとそんな比較しないでよって企画になるかもしれませんが・・・

同じ地域でちょっと前の物件と比較すると

アーネストワンさんのクレイドルガーデンシリーズが小型化しているかという説については、全物件の面積足して施工件数で割った平均面積などを出したりしないと本当かどうかはわかりませんが、そんなことをすることも中々できないので今回は、

あるエリアの今売っている物件と平成29年前後に売っていた物件の建物の大きさの比較をやってみたいと思います。

令和4年と平成29年前後の比較

令和4年販売と平成29年販売の同エリアのアーネストワンの建物面積の比較

実際に〇〇市〇〇町という同じエリアで場所的にも徒歩1分くらいの距離で分譲されたアーネストワンさんのクレイドルガーデンシリーズの令和4年分譲のものと平成29年分譲のモノの比較です。面積的には

  • 令和4年・建物面積100.44㎡
  • 平成29年・建物面積102.06㎡

少し建物面積が小さくなっていることがわかります。ただ実はこれはもうちょっと建物面積に差があるお話で、平成30年分譲のものと比較してみると

令和4年販売と平成30年販売の同エリアのアーネストワンの建物面積の比較

この比較になると、いやいや今の方が大きいやんってなります。ですがこれには一つトリックみたいなものがありまして、令和4年の間取りと平成29年30年の間取りを見て変化しているポイントに秘密があります。

それはバルコニーの大きさそして、普通のバルコニーがインナーバルコニーになっているということです。

ノーマルバルコニー

具体的にはこんな感じの普通のバルコニーから

壁や屋根で囲まれたアーネストワンさん施工インナーバルコニー

こんな感じのインナーバルコニーに変化しています。

このインナーバルコニーを建物の床面積に算入しているので今の家の方が若干広く建物面積が表記できるという違いがあります

インナーバルコニーの面積算入している

このようにインナーバルコニーは壁や屋根で囲まれているということもあり建築確認などを取る時には床面積として算入していいということで、それを基準に広告などもしていいことになるので、今の建物の床面積の方が若干広めに表記されます

この令和4年の物件の建物面積からバルコニー部分の7.29㎡を引くと93.15㎡になります。そうなると、

令和4年平成30年平成29年
建物面積93.15㎡96.38㎡102.06㎡
アーネストワンの建売小型化している?

という状態になり、純粋にバルコニーを引いた室内の面積だけで計算するとこのエリアでは小型化しているということが言えるかもしれません。

どこが小さくなっているの?

それではこちらの比較ではどの部分が小さくなっているのかというと1階の和室部分(この間取りでは洋室になっていますが)が小さくなっています

LDKの面積としてはそれほど変化はなく最低でも16帖を確保している間取りになりますが、それに隣接する1階のもう一部屋の面積を小さくしているということがいえます。

また2階に関しては洋室も少し小さくなっています。その代わりにウォークインクローゼットを作り、収納の面積が増加しています。このあたりも少し面積の使い方が変化しているのかもしれません。

間取りに関してはインナーバルコニーの採用と、ウォークインクローゼットで収納の重要性が高まったという変化があるようです。

エリアによっては変わらないこともあります。

アーネストワンの物件は少し小型化しているのかなという比較になりましたが、実際はエリアによっても違いがあります

もともと都会では建物面積が小さい物件を施工していたので、過去と今を比較してもそんなに変化がないところもあります

また逆にすごい田舎というエリアに関しては、小さい建物を作ると建売新築一戸建てとして売れない可能性があるので、以前の大きさを維持しているため、過去と今の建物面積を比較してもそれほど変化がない場合もあります

アーネストワンの建売が小型化しているエリアも増えているということは言えるかもしれません。

アーネストワンなぜ小型化しているのか

なぜアーネストワンの建売は小型化しているの?
何故小さくなっているの?

それではアーネストワンの建売新築一戸建てはなぜ建物面積が小型化しているのかということですが・・・

建築費の高騰による価格維持のため

まず一つ言えることは建築費の高騰による建物価格の高騰です。

新築一戸建て建築にはたくさんの材料が必要になりますが、その複数の材料が輸入品の価格高騰などを理由に値段が上がってしまい、それに伴って最後に建売新築一戸建てとして販売する物件の価格も高騰してしまいました。

そうなると一つ値段を上げるという方法もありますが、アーネストワンさんはもともと低価格路線ということで、どちらかというと年収がそれほど高くない人にも新築一戸建てを購入してもらえるような販売戦略を取っていた企業ですので、引き続きそういった層に販売していくためには、建物を小さくするなどして価格を維持する物件を作るという方針を取ることも必要になってきたと考えられます。

ポテトチップスとかで内容量が減って値段は据置という「実質的値上げ」というのとだいたい同じ仕組みです。

その他の新築物件の価格維持の取り組み?

アーネストワンさんは建物の小型化のほかにも、もちろんたくさんのコストカットの取り組みをされてきました。中には賛否両論分かれるものもありますが、

例えば、クローゼットの棚をメッシュ棚に変更したり

アーネストワンさんのメッシュ棚クローゼット

駐車スペースなどの外構工事をアスファルト敷きのシンプルな仕様に変更したりしています。

アーネストワンさんのアスファルト駐車スペース

こういったものを単独でとらえるとやはり「コストカットだ!儲けを増やそうとしている」という考え方もあるかもしれませんが、低価格路線を維持し新築一戸建てを諦めかけてた人にも購入できる物件を作るという意味で考えるとものすごい努力という風にとらえることもできます。

アーネストワンを褒めるとアーネストアンチの方に恐いお言葉いただくので正直嫌なんですけど・・・

アーネストワンさんの建売新築一戸建て小型化している?:まとめ

  • アーネストワンの建物の面積は小型化しているところもある
  • 一階のLDKの横の和室が減っているケースが多い
  • 小型化は低価格路線維持のため

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おるすま内田
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