住宅ローンのがん団信不要派の意見・よくある必要派の意見に反論

住宅ローンを検討するときに団体信用生命保険にがん団信などの特約をつけるのかどうかというような悩みというのは必ずあります。

今回はそんな住宅ローンの団信にがん団信の特約をつけるかどうかというところの中でも、「不要派の意見」必要派に対する反論をご紹介していきたいと思います。

がん団信不要派の反論をまとめてみた

がん団信には必要派と不要派があります。主に必要派が必要な理由を説明するというような形になりがちですが、必要派の大きな二つの必要な理由が

• がん団信は割安だから入るべき
• 最初のタイミングしか入れないから入るべき

というようなものになります。これに対する不要派の反論をご紹介していきます。

がん団信は割安だから入るべき。に対する反論

まずがん団信必要派の意見としてよくあるのは、「がん団信は割安だから入っておくべき」というような内容です。例えば

こういった感じの理由が多いと思います。

簡単に言うと、住宅ローンのガン団信以外の一般的ながん保険と比較してお得ということを言っているわけです。確かに比較するといい保険だと感じます

ですがガン団信不要派は「一般のがん保険すら不要派」なことが多いです。ですので比較すること自体が意味がないと言えます。

最初のタイミングしか入れないに対する反論

ガン団信に入るべき理由で次に言われるのが、最初のタイミングでしか入れないものであるため入っておいた方がいいということです。確かに

これも確かなことですが、先ほども言ったように元々不要だと感じているので、限定感を出されても入りたくないのには変わらないというのが不要派の意見でしょう。

次のテーマの入らなくて後悔している人が多いという話につながりますが、ガン団信をつけたら外すこともできません。この理由で入るべきって考える人なのに入って後悔するかもしれないと思わないの？という疑問も残ります。

団信特約をつけなくて後悔している人が多いに対する反論

先ほどの話と繋がる話ですが、団信の特約をつけなくて後悔している人が多いというデータがあるというのもガン団信必要派の理由でよく語られるものです。よく出てくるデータがこちら

カーディフ生命さんの「生活価値観・住まいに関する意識調査」でガン団信などの団信特約をつけずに後悔している人が一番多いということがわかります。

しかし不要派の意見としては、これはガン団信を提供しているカーディフ生命さんが出されているアンケート結果になります。ガン団信を売っている人がガン団信に対するアンケートをとったということで信用できる人がいるでしょうか。

選択式で選択肢によってはこのような結果になるかもしれませんが、その辺の持ち家の人を捕まえて住宅購入後の後悔って何かありますか？って聞いた場合に「住宅ローンの特約の話」が一番に出てくるとは到底思えません。

っていうような話がメインテーマになると思います。

またガン団信をつけた人にアンケートをとってみて、何%の人がつけたことを後悔しているかも出してもらわないと到底フェアとは言えません。

さらに言うと保険会社はこんなアンケートを取る必要もなく、がん団信特約をつけた人がどれだけがんに罹患し、がん団信を使ったかを公表すれば自社サービスに入るべきか否か我々に公表できるはずです。それをせずにこんなアンケート結果出すってことは？？っと邪推したくもなります。

宝くじとの比較に関する反論

がん団信必要派は最終的にはどうなるのかというと、宝くじと比較したら確率が高いということを言い始めます。

がん団信不要派はがん保険不要派の場合が多いと言いましたが、当然宝くじも不要派が多いです。不要派としては宝くじを買わないので比較が無意味ですというような反論になります。

がん団信がいるかどうかは答えがない

このようにがん団信の必要論・不要論というものには普遍的な答えはありません。それぞれにとっての答えがあるだけです。

人の考え方によって答えが違う

当然ですがこれは好みの問題で、みんなに当てはまる答えはありません。

今回はガン団信の不要派の反論を扱いましたが、「入る人がアホ」と言っているわけではありません。

単にガン団信の特約をつけて費用が上がる、それを有意義な出費と考えて買うか、無駄に感じて買わないかというところにつきます。お金がどれだけかかるかの数値は出すことはできますが、将来がんになるかどうかは数値化が難しく、さらにはそれを含めた将来不安も数値化不可能ですので、答えを出すことは不可能でしょう。

ビビリの人は加入したくなるし、健康に自信のある人はがん団信の出費が高く感じることでしょう。

こう考えるとお互いの意見を学ぶことが大切なのであって、相手を説得することは重要なことではありません。

絶対〇〇という情報発信の浅さ

この住宅ローンのガン団信特約をつけるかどうかについては「絶対〇〇だ」という情報発信が多いテーマでもあります。特に必要派はここまでに解説したような論理的なトリックはあるものの「ある意味正論的」に必要であることを言えるっぽいテーマですので、絶対必要って言いがちな内容ですが、これを「絶対」って言っている人は、保険屋さんか浅い不動産屋かのどちらかです。

入ってもらうことにメリットがある系の人はポジションとしては仕方ないですが、不動産営業マンは基本的にがん団信に加入されても加入されなくてもお金がもらえるわけではありませんので、基本的にはお客様のお考えに合わせて話すことになります。

「答え出ました！」「がん団信は入らない理由ないです」という感じで解説しているところはこのページを読んだ後の方は時間の無駄なんで見る必要ないです。

まとめ：がん団信不要派の反論

• がん団信不要派はがん保険も割高・不要に感じている
• がん団信必要派は「絶対必要」って言いがち
• がん団信は個人の考え方によって答えが変わるので自分で考えるしかない

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