建売新築一戸建ての物件情報をスーモで見ていると、最近は「女性担当者が来る」風の広告を目にするようになりました。
女性スタッフの写真の横に「この物件の良いところは・・・」みたいに書いているやつです。
ほんで問い合わせたらいつも通り我々のようなオッサンの不動産営業マンが来るやつね。
今回はそんな不動産販売の現場で流行っている女性担当者風広告について紹介していきたいと思います。
女性営業マンが来る風の広告が流行ってる
我々はよく建売新築一戸建てを販売しているんですが、最近女性不動産営業が担当するかのように見せて問い合わせをしてもらうという手法が流行っているように感じます。
女性営業マンが担当者風の広告
不動産業界では女性営業マンが担当者風の宣伝広告をする不動産業者が増えてきています。
本当に女性担当者が来るなら良いんですが、そんなことはなく今まで通りのオジサンのゴリゴリの不動産営業マンが来るわけですが、そんな内情を知りながらあの広告を見ると
個人的な感想で言うとキモいなと思います。
基本的に主力の不動産営業マンが女性ということ自体少ないです。では写真に載ってくる女性スタッフはどんな人かといと、その会社の
- 営業やけど主力がじゃない女性スタッフ
- 営業事務という感じの仕事をサポートする女性スタッフ
- 単純に事務員をしている女性スタッフ
というような場合が多いです。ときにはフリー素材の「女性営業マン風」画像を使っている場合もあります。
若者の顔出しするハードルが下がった
こんな話を聞いて「いや不動産屋に就職したらそんなことまでしないといけないの?」と思われた女性もいると思います。そんな無理やり出させられることはないと思うのでご安心ください。
ですが一昔前より若い人を中心にネットに顔出しするハードルを下がったことを感じます。今や自身のインスタなどで顔出しで投稿する人も増えたという状況もあるかもしれません。
昔で言うと会社としてはネット上に社内の和気藹々と(してそう)した雰囲気を発信したくて、社員の顔出し写真を使いたいけど、そんなことやると言ってくれる社員がおらず結果として、一般的な男性営業マンの画像でも「謎の似顔絵」というのが普通でした。
女性スタッフなんて「顔出しの写真使わせてくれん?」って聞くのも憚られるほど、ダメに決まっているでしょって感じでした。
それが今では男性営業マンの顔出しはほぼほぼ必須、そして女性スタッフの顔写真も普通に出す企業が多くなりました。
不動産営業マンの9割は男性
しかしどんな女性スタッフの写真が増えたところで、不動産営業マンの男女比率は昔とそれほど変わってはいません。どんな広告をしていてもやってくるのは9割以上男性不動産営業マンになります。
女性スタッフが担当者(風)の広告にも写真の人が来るとは一言も書いていないのが特徴です。例えば
- 単に女性スタッフの写真とコメントが書いてあるスタイル
- 女性スタッフ「多数在籍」などのスタイル
で写真のスタッフが来なくても大丈夫な文言になっています。
女性担当者風の広告の効果は?
それではこの女性スタッフが対応する風の不動産広告は広告効果的にはどうなのでしょうか
広告の効果は高くなりがち
広告全般に言えることですが、若い女性の写真を使うことによって広告宣伝効果は上がります。不動産業で言うと女性顧客にとってはやはり不動産営業マンは怖い印象もありますので女性スタッフの写真があれば問い合わせやすくなります。
ほんで我々のようなオッサンが来たら本末転倒な気がしますが。
男性顧客から考えると、これはもう「男性はアホなんで・・・」としか言いようがないんですが、そういう理由で問い合わせが増えます。
このように効果があることは間違いないと思いますので、弊社としても女性スタッフ風広告やりたいなっていう思いもなくはないです。YouTubeで顔出しして情報発信していると、自分が女性やったらもっと伸びるのにという思いにいつもなります。
建売の主戦場「スーモ」の中で言うと
我々は建売新築一戸建てをよく販売しているわけですが、そのネット広告の主戦場といえばリクルートさんが提供しているポータルサイト「スーモ」です。
女性担当者が来る風の広告宣伝もスーモさんの中でよく見るようになりました。
スーモさんの中でのスタッフ写真は「スタッフPR」というサービスを買っている不動産業者しか付けることができないようになっています。
こんな感じで出てきます。ですがこの部分を女性スタッフにしておくということです。
ですがこのスタッフPR欄ですが、パソコンでは出てきやすいのですが、モバイル版つまりアイフォンなど見た場合には省略されて物件の詳細ページでしか見れないようになっています。物件がズラッと一覧で見れるページはスペースに限りがあるので一々各社の担当者の顔写真が出すわけにはいかないからです。
ですのでスーモでここの部分を女性スタッフの写真にしても、一般の方はあまり見ていない。ということになり広告宣伝効果としてもそれほど変化はないわけです。スーモに関してという話で言うと、女性担当者風の広告にしてもそれほど意味はなく、自社のHPや自社のSNSで女性スタッフの活躍しているところを出すのが効果的です。
おるすまも人のことは言えない
少し女性スタッフ担当者風広告をしている不動産業者をバカにする風の話をしてきましたが、かくいうおるすまも人のことは言えない事情がありまして。
それはおるすまも「内田」で集客して、内田はあまり営業に出てこないという実情があります。YouTubeやHPなどで顔出しして集客するスタイルをとっている企業の宿命でもありますが。
営業マンもたくさんいるということもあるのと、単に忙しくて難しいという部分もありますので、すべてのお客様を担当することができないような状態になっています。
これも女性スタッフが来る風を装っておきながらオッサン不動産営業マンが来るスタイルとほぼほぼ構図は同じですよね。
まとめ:女性営業マンが担当する風の不動産広告
- 不動産業でも女性スタッフの顔写真を使った広告が多くなっている
- もちろんいつも通りオッサンの不動産営業マンが来る
- 「担当者」とは書いてない。女性スタッフ多数在籍とか書いてある
- 女性スタッフ担当風広告は広告宣伝効果が高い
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