楽天銀行の住宅ローンを徹底解説【金利・審査基準・手数料】

楽天銀行・住宅ローン 住宅ローン

楽天銀行は、楽天カード株式会社の子会社のネット銀行。インターネットからの買い物などで有名な「楽天」のグループの銀行です。

ネット銀行ってなに?ちょっと怪しくない?住宅ローン借りるのに大丈夫?という方も多いかもしれません。

この記事では楽天銀行の住宅ローンの金利・審査基準などを解説していきます。

楽天銀行・住宅ローンの金利

楽天銀行・住宅ローンの金利

楽天銀行の住宅ローンの変動金利は

  • 店頭金利 → 1.177%
  • 最大金利優遇後の金利 → 0.527%

ネット銀行では金利がすごく低く設定されていますよね。最大優遇金利です。審査によって変わります。

楽天銀行の住宅ローンの審査基準

楽天銀行の住宅ローンの審査基準

楽天銀行の住宅ローンの審査基準について借入額を中心にまとめていきます。

楽天銀行の住宅ローンでいくら借り入れできるのか

それでは楽天銀行の住宅ローンではいくら借り入れができるのでしょうか。あくまで目安です。ほかの借り入れなどがあれば大きく変わってきます。

年収 借入最大額
300万円 ×
350万円 ×
400万円 3,440万円
450万円 4,510万円
500万円 5,010万円

楽天銀行さんは300万円代の方はなかなか厳しいと思います。

楽天銀行の住宅ローンの審査金利と返済比率

借入可能額の計算は、審査金利と返済負担率によって計算します。楽天銀行では審査金利1.177%で計算し、

この金利ででた支払額が年収のどれくらいの割合になるかで借入額が決まります。これを返済比率(返済負担率)といいますが、

  • 年収400万円未満 → 30%
  • 年収410万円~  → 31%
  • 年収420万円~  → 32%
  • 年収430万円~  → 33%
  • 年収440万円~  → 34%
  • 年収450万円~  → 35%

に収まる金額であれば借入可能です。

審査金利?返済比率?よくわからない。という方のために計算例を挙げておきます。

具体的な借入可能額の計算例

例えば年収400万円の方の35年借り入れの京都銀行での住宅ローンの借入可能額は表によると3440万円ですが、これはどのような計算で出るかというと。

まず返済比率で「年収400万円以上」なので30%以内ならOKということになります。つまり

400万円×30%=120万円

までなら年間住宅ローン支払いをしてよいということになります。これを月々で割ると

120万円÷12か月=10万円くらい

月々の支払まで出たところで審査金利を使います。りそな銀行の審査金利は1.177%・借入期間は35年で月々の返済額10万円以内に収まる借入額は3440万円くらいまで可能ということになります。

このような計算で借入可能額を計算しています。

住宅ローンの支払額については金利電卓で計算してください。ネット上でできるサイトもありますし、携帯のアプリなどでもあります。

途中で月々10万円の支払いというのが出てきましたがこの金額が支払額ではありません。これはあくまで審査金利4%による金額で、融資実行金利は優遇が受けられ0.527%など(審査により異なる)になります。実際に3440万円まで借入すると8.9万円くらいの支払になります

借入可能最低年収

なし。目安として400万円以上

最低勤続年数

3か月

事務手数料

ネットからのの手続きの場合、一律330,000円(税込)

その代わりに保証料はかかりません。

楽天銀行の住宅ローンの特徴

楽天銀行の住宅ローンの特徴

事務手数料が安くて済む

楽天銀行の住宅ローンは、融資事務手数料が安く済むのが特徴です。

多くのネット銀行の融資事務手数料は「借入金額の2.2%」のところを、楽天銀行の融資事務手数料は「一律33万円」です。

例えば、3,000万円のかりいれの場合は、
一般的なネット銀行が、3,000万円×2.2%=66万円のところ
楽天銀行は、一律なので33万円で済むということ。
この計算でいくと借入額が1,500万円以下ではない限りは、楽天銀行の住宅ローンを選択したほうが、ほかのネット銀行よりも、事務手数料がお得になるということです。

楽天スーパーポイントがたまりやすい

楽天グループなので、当然その特性を生かした特典があり、
楽天銀行の住宅ローンを借りると、楽天スーパーポイントがたまりやすくなります。借入時にポイントをもらえたり、「ハッピープログラム」という楽天銀行の口座を持つ方のランクが1ランクアップし、楽天ポイントがたまりやすくなったり、ATMの利用料が無料になったりします。

楽天銀行の住宅ローン

審査はすべてネットから

楽天銀行の住宅ローン審査はネットですべてしないといけません。Skypeを使える人は夜10時まで対面相談ができるサービスがあるので、わからないことがあれば、相談することができます。

個人信用情報の審査は厳しい

他のネット銀行と同様ですが、楽天銀行の住宅ローンの審査も個人信用情報には厳しいです

過去の借入への返済時に延滞などがないか、現在の借り入れ状況はどうなっているかについて厳しく判断します。

正式審査で落ちる可能性にも注意

普通の銀行では事前審査を通過すると、本審査は間違いなく通ります。

ですが、楽天銀行の住宅ローンでは、事前審査が通っても油断はできません。本審査で普通に落ちることがあります

ですので、物件の売買契約などをするときには、楽天銀行の場合は本審査も通した後でしかしないという売主も多いです。

借入までの時間がかかる

事前審査から借入までの時間も長く、早くて1か月半はかかります
特にお客様と金融機関が直接やり取りしており、間に不動産業者のような調整役もいないので、普通に手続きしていると2か月は覚悟しておいた方がいいと思います。

通常の住宅ローンでは早くて3週間ほどで借り入れできますので、引き渡しまでのスケジュールに余裕のある方しか利用は難しいでしょう。

団体信用生命保険は死亡・高度障害のみ

楽天銀行の団体信用生命保険は

  • 「特約無し」死亡・高度障害 → 金利上乗せなし
  • 「全疾病特約付き」団信      → 金利上乗せなし

です。

「全疾病特約付きも金利上乗せ無し!?」すごい!!と思いきや
楽天銀行・住宅ローン・団信

住宅ローンの残高が0円となるのは、「所定の就業不能状態が1年をこえて継続した時」となっていおり、寝たきりや入院期間が1年を超えないとダメということです。

そんな状態になったら、その後高い確率で亡くなってしまうので、「特約なし」の団信とそう変わりない条件に思えてきますが・・・

楽天銀行の住宅ローンに向いている人

楽天銀行の住宅ローンに向いている人

楽天銀行の住宅ローンに向いている人は

  • 事務手数料を安く抑えたい人
  • 借入額を増やしたい人
  • 楽天をよく利用している人
  • 諸費用の借入を検討している人
  • 日程に余裕のある人

楽天スーパーポイントがもらえたり、ATMを無料にしてもらえたり、楽天経済圏でポイントをためるのが好きな人はいいかもしれないですね。

逆に、400万円以下の年収の人には、あまり可能性はないというわかりやすい基準があります。団体信用生命保険も充実しているとは言えないので、そのあたりを気にする方は他を検討したほうがよさそうです。

楽天銀行の住宅ローンを徹底解説【金利・審査基準・手数料】:まとめ

楽天銀行の住宅ローンはネット銀行の中では借入額が多くすることができます。ただ年収が400万円以下の人はなかなか審査は厳しいでしょう。

融資事務手数料を安く抑えたり、楽天スーパーポイントの特典があったり、楽天利用者は検討しても面白い住宅ローンになっています。

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