不動産業者が新築一戸建てを販売する場合に、展示場や現場でイベントをする場合があります。その時に行われるのが「来場者プレゼント」です。
ビジネス的には無駄やからウチはあんま大々的にはしないですけど、良いですよね(笑)
全然いい。無しの方向で。
今回はそんな不動産業者が行う来場者プレゼントについて解説していきます。
オープンハウスの来場者プレゼント
不動産業者がオープンハウス・イベントをする際に行われる「来場者プレゼント」。大きく分けて商品券系を持って帰ってもらうタイプと、体験型のイベントなどを無料で提供するタイプの二つに分けられます。
商品券・金券系のプレゼント
来場者プレゼントの一番多いのが、「商品券・金券系」のモノを持って帰ってもらうスタイルです。
- アマゾンギフト券
- クオカード
- マックカード
などなど、やはりモノをもらうより金券をもらった方が使い勝手もよく、好みにも左右されないので、多くの不動産業者で来場者プレゼントとして採用されています。
金額的には500円~3000円くらいの幅になっています。500円とかではほとんど来場者増加効果は少なく、3000円以上の金券にすると、それ目的の方が爆増します。
イベント系のプレゼント
そのほかにはイベント系の来場者プレゼントなどもあります
- 夏祭りなど季節もの
- 移動動物園・サーカス
- 駄菓子屋・紙芝居
- キャラクターもの
などがあります。子どもの好きな内容によって集客効果は好みによりますが、金券系より集まりやすかったりします。
来場者プレゼントは広告宣伝効果はあるの?
このような来場者プレゼントはよく展示場や大型開発現場で行われていますが、よく聞かれるのが「実際意味あるの?」という話です。
結論から言うと「そんなに意味はない」となりますが、効果としてあるものもあるので解説していきます
来場者は増える傾向にある
まずいえるのは、来場者プレゼントで来場者は増えます。プレゼントなしよりプレゼントありの広告をした方がお客さんの数は多くなります。
もちろん、来場者プレゼントだけを毎週狙ってやってくる来場者プレゼントマスターみたいな人もいますので、来る人数というのは変わってきます。
成約者はほとんどあらわれない
来場者プレゼントで来場者数はアップしますが、肝心の契約数はほとんど変わりません。
来場者プレゼント目的に来場したもののそれをキッカケにその家を考え始める人がいるという説もありますが、現実の現場では「無い」と言い切れるくらいの印象です。
そもそも人の層が分かれていて、
- 家を少しでも検討している人は金券に興味がなく
- 金券に興味がある人は家を検討していない
という状態で、「家も検討してるけど、ついでに金券ほしい」なんて余裕のある人は見たことないです。
現場が賑わっている、検討者の後押し効果
来場者プレゼントの一番の効果と言えるのが、現場に人が多くなって、本当に検討している人が焦ってくるという効果です。
一般のお客さんは基本的には「プレゼントに興味ない」状態です。ですのでそもそもプレゼントのことを知らなかったりします。
そこで真剣に家の話を聞こうと思ってきてみると、現場にはたくさんの人が同じように家の説明を受けていると、より真剣に検討したり、物件数が限られていると取られてしまわないか焦ったりします。
しかし蓋を開けてみたら自分以外はプレゼント目当てでしたということもあり得ます。
超長期追客システムを備えた不動産業者
来場者プレゼントがきっかけで成約にむずびつくケースは短期的にはあまりありません。
ですが展示場などをしている大手のハウスメーカーなどでは、2年3年間ずっと郵送物を送り続けるなどして、超長期的にお客さんを追うシステムを作って購入に結び付ける場合もあります。
そういった部分に関して言うと、購入のタイミングになった時に「さ。検索しよ」ということではなく「いつも手紙を送ってくれてるところに相談してみよ」というような形で、思い出してもらう狙いがあります。
不動産業者の来場者プレゼント【クオカード?アマギフ?商品券?】:まとめ
不動産業者がする現場の来場者プレゼントには、金券や体験系のモノがある。
来場者プレゼントには即座に契約者が増えるというような即効性のある効果はないが、ある程度効果はあるので、各ハウスメーカーが継続して行っている。
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