不動産購入というと考えに考えて検討を重ねて契約を決断しなければいけないものですが、唯一無二の商品になるということもあり、早くに決断しないといけないという側面もあります。

不動産業者に早く決断するように言われたりするのも売れてなくなるからですね。

特に建売新築一戸建ては取り合いの要素が強いしな。
今回は早く決断しないといけないというような意味の最速の契約、案内後即日契約という方法について紹介していきます。
【建売住宅購入】案内即日・翌日契約ってあるの?
正直に言いますと、建売にしろ何にしろウチは「案内時即日契約」したことないので、どんなものか本当の情報を発信することはできません。
案内翌日契約は時々あります。それは物件をいち早く押さえたい、明日を逃すと予定が合わずにかなり先の日程になるなどというような場合には「案内後、翌日契約」といのはあります。
ハウスメーカーの資料に書いてたりする
しかし、「案内即日契約可能」という文字は建売ハウスメーカーさんからもらう書類には書いてあったりします。
具体的には、お客さんの属性であったりを見て間違いなく住宅ローン大丈夫そうな方なら、事前審査の結果が出ていなくても大丈夫というようなことが書かれています。

こんなことを書くということは一定程度仲介業者から喜ばれるような事という事でしょうか。
個人的にはあまりに早すぎる日程は逆に不信感を持たれる可能性も高く、さらには案内即日契約という「住宅ローンが全然問題ない」というお客さんの層としても不信感を持つ方が多い印象にあるので、あまり使い所がないサービスだと感じたりはします。
建売の契約書面は結構簡単にできる
それよりも建売新築一戸建てを案内して、今日の晩に事務所に来てください!そこで売買契約しましょうというようなスケジュールで契約書とか重要事項説明書とかの書類を準備できるのかという問題もあります。
しかしこれは結構間に合うというようなお話で、実際建売新築一戸建ての契約書関係はほぼほぼ入力作業をすれば数時間で完成するくらいの状態になっている場合が多いです。
改めて時間をとって役所や現場を調査しないと契約できないわけではありませんので、案内即日契約が手続き上できるかできないかでいうと「できる」ということになります。
案内即日契約はやはり危険

しかしやはり建売新築一戸建ての案内即日契約は危険なケースも多いですので注意が必要です。
当事者の合意がきちんと取れていない?
やはり検討期間が短くなると当事者の合意が取れないというケースもあります。
ご主人は買いたいけど、奥さんは実はまだもう少し別の物件も見てみたいということや、その逆もあります。また親御さんの反対ということもありますのでそういったところを十分にすることなく契約をしてしまうと後々大きなトラブルになるケースもあります。
案内即日契約ともなると、そういった時間は限りなく少なくなってしまうので、トラブルになりやすい契約と言えるでしょう。
書類もミスが多くなる
先ほどは不動産業者的には建売新築一戸建ての契約関係書類は数時間あれば用意ができるという事を言いましたが、やはり会社によっては処理能力も違いますので準備期間が短いとミスが多い契約書類になる可能性もあります。
契約書は非常に重要な項目もあり、間違いがあると買主側に不利に働く項目もありますので、そういったところでトラブルになる可能性も高まります。
そんな事を勧めるハウスメーカーは???
そしてそういったことを勧めるハウスメーカーや仲介業者がいたとした場合には、その会社自体に注意を払う必要があるかもしれません。
基本的には仲介業者も売主であるハウスメーカーも早く決めていただきたいという気持ちがありますので、案内即日で契約を勧める気持ちもわからなくはありませんが、「即日は流石に」という話もあります。
案内を過剰に早くするということは購入する方の都合や意思をあまり重視していないということも言えますので、案内即日契約など過剰なスピード契約を勧められた場合は他のところでもそれに似た対応を取られるかもしれないということは考えた方がいいかもしれません。
なぜ即日契約するの?

そんな建売新築一戸建ての案内後即日契約ですが、これってなぜするのかを紹介していきます
やっぱりやめるをなくす方法
この案内即日契約はやはり購入希望者の方が翻意されて「買うのやめる」という確率を下げたいということに目的があります。
時間をかければかけるほど悩む時間も多くなりますので、やめるといってくる確率も上がるわけです。
手付金が振り込みが主流になって・・・
案内後即日契約というのは昔からある方法でしたが、最近少し増えて要因が、大手建売ハウスメーカーの契約時の手付金の取り扱いの変化にあります。
以前は契約時に支払っていただく手付金を現金で契約当日に持ってきてもらうという「現金持参」が多かったのですが、最近では契約日までに「振り込み」という方法をとるハウスメーカーが増えました。
そうなると「手付金の入金までしてくれてたら買付キャンセルされることはないだろう」という安心感もありますが、「やっぱりやめる」と言われた場合、振り込んでもらった手付金をお客さんに振り込み返さないといけなくなりました。
そういった流れから手付金を振り込んでもらったら、早く契約までしてしまって、キャンセルからの返金作業をしなくて済むようにしたくなり、逆に早く契約までして欲しいです、というハウスメーカーも出てきてしまった部分もあると思います。
まとめ:建売を案内即日契約するということ
- 建売新築一戸建てでは手続き上は案内の即日で契約は可能
- ハウスメーカー側の資料にも「即日契約可能です!」って書いてたり。
- 購入希望者の検討が進んでいない可能性もあるのでトラブルもある
- 買付キャンセルされる可能性を減らす作戦
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