建売新築一戸建ての見学で「店舗集合・店舗解散」を提案する不動産業者は危険?

営業マンが店舗集合・店舗解散を勧める 建売新築

建売新築一戸建てを見学しようと思って不動産業者に問い合わせをした場合に、電話で話した不動産営業マンから、「じゃあ店舗で集合しましょう」と言われることがあります

おるすま内田
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いや…物件の場所知ってるし近いねんけど…って思う方もいると思います。

今回はそんな建売新築一戸建ての案内の時に「現地集合・現地解散」ではなく「店舗集合・店舗解散」をしたがる不動産業者について解説していきたいと思います・

見学で「店舗集合・店舗解散」を提案する不動産業者は危険?

YouTubeおるすまチャンネル「案内で店舗集合・店舗解散は危険?」

建売新築一戸建ての見学で、お客様と不動産営業マンが待ち合わせする場所をその不動産屋の店舗にすることを「店舗集合」。解散する場所を現地ではなくまた店舗にすることを「店舗解散」と言います。

その不動産業者の方針によっては全員「店舗集合・店舗解散」にしないといけないという業者もあります

え?なんで?と思いますよね。私も正直そんな業者で勤めたことないので「なんで?」って思ってました。

建売見学で「店舗集合」にしたがる理由

まず建売新築一戸建ての見学でお客さんと集合する場所を、建売が建っている現地ではなくその不動産屋の事務所「店舗」にするのかというと、

建売新築一戸建ての販売の場合には、1社がその物件を専門的に販売しているわけではなく、複数の仲介不動産業者が販売しているケースがほとんどです。ですので現地には、他の不動産業者の営業マンがいたり、他の不動産業者の旗が立っていたりするわけです。

そうなると、もしお客さんが早めに到着してしまって、まだ自分が来ていない時に、

  • その現地にいる不動産業者にお客さんを取られたり
  • 余計なことを言われたり
  • 現地に書いてある他社の連絡先に連絡されたり

といったことをされてしまうと困るわけです。ですのでそういったリスクを最小限にするためにも現地ではなく店舗に来させようとするのです。

お客さんにとって現地の方が近かったり、よく知っているところの場合はただの迷惑ですが…

建売見学で「店舗解散」にしたがる理由

さらに建売物件を見学した後に、解散するのも現地ではなく「店舗」にする「店舗解散」が義務付けられている不動産業者もあります。

これは、見学した後に話を進めるような営業をしたいわけですが、これを各営業マンに任せるわけではなく、店舗で待っている営業マンがするという方法です。

おるすま内田
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店舗にいくと怖い上司が待っているというパターンですね。

これは案内係とクロージング係の分業制というものです。大きな不動産業者であればあるほどこの傾向が出てきます。クロージングができるいわゆる「優秀な営業マン」は実際の物件見学などで無駄な時間を使わせず、見学は新人やちょっとダメな不動産営業マンがするという仕組みです。

この店舗解散にするために

  • 店舗集合で車を事務所に置いてもらって営業車1台で移動する
  • 住宅ローンの申込書記載など現場でできるような作業を「店舗で!」って言う

などなど不自然にならないようにお客さんを店舗に連れて帰れるような流れになっていることが普通です。事務所に戻ると話を進めるように強引に説得される場合もありますので要注意です。

店舗集合・店舗解散業者は危険?

正直言うと建売の見学を予約した時に「一旦店舗に来てください」と言う不動産業者は避けた方がいいです。先ほども言いましたがお客さんが車で店舗まで行くと必然的に「店舗解散」になりますので。

現地集合ではなく店舗解散を提案する不動産業者は、基本的にはお客様最優先の不動産業者とは言えません。お客様の動きを最優先するとすると

おるすま内田
おるすま内田

ご見学ご希望の現地はわかりますか?現地集合可能ですか?

おるすま内田
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送迎が必要であればお迎えに伺いますが、どういたしましょう。

というスタイルになります。店舗集合を提案されるということは、案内の待ち合わせの場所だけではなく他の購入条件などのところでもお客様の要望が最優先にされない可能性が高いことを示しています。

また店舗解散はなお嫌です。クロージング担当の営業マンに詰められに事務所に帰るようなものですからね。

またこの仕組みの現地見学は、2軍のできない不動産営業マンに現場を案内してもらっているといことになります。やはり建売住宅購入で一番お客さんにとって有意義で大切な時間は現地を見ている時です。その時にサポートする不動産営業マンが良い営業マンでないというのは、いろいろなトラブルを生む可能性もあります

店舗集合・店舗解散業者はお客様ファーストではないということです。

現地集合・現地解散できる業者を選ぶべき

建売新築も現地でお待ちしております

建売新築一戸建て見学で「店舗集合・店舗解散」を言われたら「黄色信号」。ぜひ現地集合・現地解散ができる不動産業者や不動産営業マンに担当してもらってください。でもそんなことを言われても、

おるすま内田
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問い合わせする前にわからないと対策できないですよね。

ネット上の情報で現地集合・現地解散できる不動産業者なのか判断する方法も紹介しておきます。

スーモに住所末尾まで掲載されている業者

まず建売新築一戸建てなどの新築一戸建てを探す場合にスーモやホームズ・アットホームを見ると思いますが、現地集合・現地解散が可能な不動産業者は

  • 住所末尾まで掲載している
  • 地図のところを見ると場所にピンが刺してある

というような特徴があります。ネット上に現地の住所まで書いているということは、先に現地に行かれたとしても「別にいい」という考え方でやっている企業であるのが普通です。ですのでこういったところは店舗集合を提案される可能性は低いでしょう

細かいところを見ていくとネット情報でもその企業の取り組みが表れているところもありますのでチェックしてみてください

「現地集合・現地解散」ってスーモに書いている業者

スーモやホームズ・アットホームを見ていると「現地集合・現地解散可能」という風に書かれている不動産業者もいると思うので、そういった企業を選んでみるのも一つの手です。

おるすま内田
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ですが結論から言うと弊社はこのような記載はしていません。

なぜ現地集合・現地解散可能なのに、「現地集合・現地解散可能」と記載しないかというと、お客さんの中では現地集合と現地解散が普通だからです。

そんなことを書いても「普通じゃね?」って思われるだけだからです。このページを読んでくださるほど熱心な方は、店舗集合の業者って微妙よね…ってわかってくださると思いますが、普通に建売を探している大多数の方は、不動産屋都合で店舗集合に仕向けてくる業者がいることも知らないわけです。

おるすま内田
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そんな中で「現地集合可」って書いてもね。。。

ということで「現地集合可能です!」って書いている不動産業者に行くのも一つの方法ですが、それはそれで一般の方の感覚がわかっていない不動産業者が来るのかなって心配もあります

「ローン代行費用無料!」の記載も同じですね。「その費用何?」か「無料が普通でしょ」って思う人が多いのに不動産業者としては「凄いことしてます!」って思って書いちゃう。空気読めてない感じです。

建売住宅の見学で「店舗集合・店舗解散」を提案する不動産業者は危険?:まとめ

  • 建売仲介不動産業者には「店舗集合」業者と「現地集合」業者がある
  • 店舗集合はいろいろ微妙な不動産業者が多い
  • 店舗解散の前に上司が出てきて詰められるのがダルい
  • 住所末尾まで現地の場所を公開している不動産業者が良い

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