不動産を売買するときに仲介手数料というものが発生しますよね。例えば3000万円の物件を仲介してもらうと105万6000円かかります。この仲介手数料の金額を見た時の皆さんの反応は、
高すぎ!!
ですよね。
仲介手数料は誰しもが払いたくない費用ナンバーワンですよね
銀行の保証料とかああいうのも実際はな・・・微妙やんな・・・
今回はそんな不動産の仲介手数料は高すぎなのか、必要性・高い理由について紹介していきたいと思います。
仲介手数料は高すぎ?不動産仲介業者は何をしているのか・高い理由
不動産の仲介手数料が高い理由は
- 人件費
- 広告費
- 店舗費
にお金がかかっていると考えられます。
仲介手数料を節約するには、値切るということと安い業者を探すという方法もあります。
このページを読んで仲介手数料が高い理由を理解してもやっぱり安いほうが良い場合は、「仲介手数料を値切る」のがおすすめです。仲介手数料無料の業者などは取引全体でみると損をしている可能性も高いので避けたほうが良いです。
不動産の仲介手数料が高い理由
それでは、不動産の仲介手数料が高い理由を解説していきます。
人件費・仲介手数料が高すぎる理由
不動産業者は人件費が結構かかってしまうので、仲介手数料も高くなってしまいます。その一つの要因が、不動産業の場合は「商品が地域の各地に点在」しているということです。
不動産物件は店舗において並べておけるわけでもなければ、一か所にギュッと集まっているわけでもないので、お客さんに商品を紹介するとき、HP上の物件写真を撮りたいときには、いろんなところを誰かが実際に回らないといけません。
さらにほぼいつ物件を見たいという人が現れてもできるだけ対応できるようにしておかないといけません。。。
意外と少人数では大変でたくさんの人が協力してしないといけないので人件費が多くかかってくる傾向にあります。(合理化が進んでいないという指摘もありますが)
広告費・仲介手数料が高すぎる理由
不動産業者は広告費もかなりかかりますので、仲介手数料が高い理由の一つになっています。
スーモ・ホームズ・アットホームなどポータルサイトと呼ばれるサイトに物件を掲載したり、新聞やフリーペーパーへの広告掲載、町の看板などにも不動産業者の広告を見ることがあると思います。
広告しなければいいやん・・・と言われれば、その通り。なのですが、広告をし、お客様に物件や会社を知ってもらって一生の買い物のお手伝いを任せられる業者だと思ってもらわないといけないので、なかなか止めることもできないのです。
店舗費・仲介手数料が高すぎる理由
不動産業者は店舗費も結構かかっています。
人通りの多いところに店舗を構えることにより、広告宣伝になりますし、物件を探しているときに気軽に相談しに行けるところに店舗がある必要があります。
また小さい事務所だと何となく信用できない、高額な買い物をするとき特有の不安感があるので、怪しいと思われないためにも大きな店舗を構えて信用してもらう必要もあるのです。
不動産の仲介手数料は成果報酬制なので高く感じる
不動産の仲介手数料は成果報酬制です。つまり購入や売却や賃貸の契約をしない限りは仲介手数料を請求されることはありません。
普通はいろいろな不動産業者に問い合わせたり、いろいろな不動産業者に物件を案内してもらったりすると思いますが、お客さんがお金を支払うのは契約をした一社だけです。
お客さんからすると契約した一社に仲介手数料を支払うので、どうしても「契約したその1社に何をしてもらったか、それに対して支払った仲介手数料は妥当か、高すぎるか」を考えます。
不動産の仲介手数料が高く感じるのはこのような「契約した一社が総取りする」支払い形態にあるのかもしれません。
仲介業者は何をしている?そんなに仲介手数料を払うべき作業がある?
不動産業をしていくためには、人件費や広告費や店舗費をかけないといけないということは分かったと思います。ですがあえてそういったことを抜きにして、仲介業者は何をしているのか、そんなに仲介手数料を払うべきことをしてくれているのかというところを考えていきたいと思います。
不動産の仲介業者の作業量自体は少ない
正直にいうと不動産営業マンの1つの契約に対する作業量自体はそれほど多くありません。
- 問い合わせがあり、電話やメールで対応
- 物件を案内、その他の物件も紹介し案内
- 住宅ローンの審査を通す
- 契約書や重要事項説明書の準備・説明
- 住宅ローンや引き渡しまでの手続き
というようなもので、大して時間がかかるわけでも作業が膨大なわけでもありません。
これだけ見ると「仲介手数料が高すぎ」というのも納得がいきます。
ですがこれはお客さん側から見た「1つの契約に関する」作業量というものでしかありません。契約するまでの「問い合わせの対応」と「現地案内」と「住宅ローンの審査」は契約に繋がらない無料の作業になる場合がかなりあります。
仲介手数料はアドバイス料
さらに仲介業者がしてくれていることには、作業量では測れない部分もあります。それは不動産の専門家としてのアドバイスをして依頼者の利益を守るという役割です。
仲介手数料を支払うメリットを考えると、一番に挙げられるのが「不動産のプロを雇う」ことができるということと言えます。
一般の方にとっては、不動産を購入したり売却したりすることは人生でもそう多くあるものではありませんので、不動産取引について詳しく理解している人も少ないと思います。
例えばそんな言うなれば素人が、不動産について詳しく知っている不動産業者などと交渉をすると知識や経験の差があり、どうしても負けてしまいます。
- 不利な条件で契約していたり
- 高い金額で購入していたり
- 保証面などで責任を負ってくれない契約になったり
知らない間に不利益を被っている場合もあるでしょう。
ですが不動産業者に仲介手数料を払って雇っておけば、自分の知識や経験の不足を補って相手と交渉をしてもらえます。
このように不動産取引について自分の利益を守ってもらえるようにアドバイスをしてもらうアドバイス料という側面が仲介手数料にはあります。
それでも高いと感じる時は、仲介手数料無料の業者を探す?
不動産の仲介手数料が高いと思う理由を理解したところで、それでも高いのはイヤという方もいると思います。
そんな時は仲介手数料無料の業者を探せばいい、と思うのは危険です。仲介手数料無料の業者は仲介手数料では得をしても他のところで大きな損をする可能性が高いです。詳細はこちらのページをご覧ください。
仲介手数料が高すぎるという人に、仲介業者が言いたいであろうこと
不動産売買の仲介手数料が高いと思っている人に対して仲介業者が言いたいであろうこともまとめてみます。(多分に冗談交じりなので真に受けないでくださいね)
- 物件を「今日見れますか?」って言わないでください。(人件費)
- 飛び込みで入店されても困ります。(人件費)
- 店が小さいから胡散臭いと決めつけないでください(店舗費)
- 聞いたことない会社で信用できないと決めつけないでください(広告費)
実際よく考えてみると、美容室やマッサージ店に予約なく行くかと言われればなかなか行かないのに、不動産屋なら予約なくフラッと行っても大丈夫な気がしますもんね(笑)美容室やマッサージ店は絶対帰り際にお金払うのに、不動産屋は多くの場合帰り際お金払わないですしね。
仲介手数料は高すぎ?不動産仲介業者は何をしているのか・高い理由:まとめ
不動産業は、エリアに点在する商品を把握し、いつお客さんが来ても紹介できる体制を作り、信用してもらえるように広告をし大きな店舗を構え、そこで専門知識で安全に取引を終える能力も提供しているため、仲介手数料が高くなる。
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