建売新築一戸建てを検討しているときに、皆さんが一番嬉しいことは何でしょうか?安く買えることだと思います。
建売新築一戸建ては安く買うことを大きな目標にしている人がやはり多いですよね
商品としてはリーズナブルな価格帯なので、価格に重きを置く人が多いからな
今回は建売新築一戸建てを価格交渉して安く購入する方法について解説していきたいと思います。
建売の値引きはできる!建売の新築を価格交渉して安く買う4つの方法
結論から言って建売新築一戸建ての値引きはできます。価格交渉をして全く何も成果がなかったというケースの方がレアです。
ですので、価格交渉は必ずしてみるべきです。では具体的にどうすればいいのかというと
- 引き渡しまでスムーズな日程を用意する
- 売れ残り物件を狙う
- 売主の会社の決算期を狙う
- 完成前の物件を狙う
という方法があります。それでは詳しく解説していきたいと思います。
建売を値引き・価格交渉して安く買う4つの方法
それでは一つ一つ解説していきます。
1.引き渡しまでスムーズな日程を用意する
まず建売住宅の値段交渉で一番大切なことは、契約から引き渡しまでスムーズな日程を用意することです。
具体的には価格交渉をした場合、売主から価格交渉は受けますが、2週間以内に引き渡しさせてください。という条件が付いたりします。月の半ば15日くらいの契約なのに引渡し期限が月末など。。。
住宅ローンなどの手続きがあるので2週間くらいが最速の日程ですが、それもお客さんの協力無くしては実現しません。住宅ローンの契約などは金融機関も土日開いているところも多くなりましたが、引渡しは平日限定なので、そういった日程のために仕事を休んだりしないといけないかもしれません。しかしこれが価格交渉成功の一番の近道です。
そもそもなぜ価格交渉をした場合、早く引き渡しをするように売主が求めてくるのかというと、建売新築一戸建てのメーカーの希望は「高く・早く売る」ことだからです。早く売れればお金が早く回収できて次の土地を買って早く次の現場を作ることができるので、高く売りたいとともに早く売りたいという希望もあるのです。
ですので価格交渉をした場合、「高く売る」については売主は我慢しないといけないので、「早く売る」の方を求めてくることが多いです。
2.建売の売れ残り物件を狙って値引き交渉
2つ目は売れ残りの物件を狙うということです。売れ残りの物件はやはり早く売りたいので価格の交渉を受けてもらいやすくなります。
例えば、複数棟現場における最後の1区画などは販売期間が長期化しているケースがほとんどで一番お得に購入できる区画の代表例ということができます。売主の担当者の心理的にも「早く片付けたいからなんとしても売りたい」という気持ちも働くようです。
3.売主の会社の決算期を狙って値引き交渉
どんな業界でも決算大セールというのを見ますが、(個人的には悪しき風習だと思いますが)不動産業界でも、決算期の為に売り上げを販売件数や売り上げを少しでも伸ばしたいという気持ちがありますので、売主の会社の決算期というのは狙い目です。
ですがここで注意しないといけないのは、決算期に間に合うように契約するだけでは売主は全く喜びません。決算期に間に合うように引き渡しが必要です。①で紹介したスムーズな日程というものも必要になる場合もあるということです 。
ちなみに、一建設・アーネストワンなどの決算は3月末でやはり3月末に引き渡しができるように家探しをするのが価格交渉の面でも有利と言えます。あと半期目標などを掲げている場合も多いので9月末というのも狙い目です。
3.完成前の物件を狙って値段交渉
希望の条件の家を見つけそれが完成前だった場合は、完成する前に購入を決めてしまうというのも価格交渉が有利になる方法です。
多くの建売メーカーは完成後の価格の変更を想定しています。ですので完成前に決断すれば想定していた価格の変更以内であれば快く受けてくれるケースが多いのです。
ただ気を付けないといけないのは、決断が早すぎて後悔する場合もあるということです。ほかの号地がもっともっと安くなって結局後悔したということにならないように、慎重に検討するべきです。
建売の値引き・価格交渉のマナー・心構え
具体的な建売住宅購入時の価格交渉のコツは上記の4つですが、その他にも価格交渉をするうえでのマナーというものもありますので紹介しておきます。
購入を考えているのが大前提で価格交渉する
購入するかどうかわからない状態で「安くして!」と言われても、営業マンも売主も困惑するだけです。
価格交渉をする場合は、買付申込書などに名前を書いたりするように「購入する意思」というのが前提にないといけません。
建売は大幅な値引きはできない場合が多いことを理解する
それでも大幅な価格交渉はできないということも理解しておかなくてはいけません。例えば2,500万円の物件を300万円値段を下げてといってもほぼ無理でしょう。それがいけるならもともと2380万円くらいで売り出しているはずです。
このように大幅な価格交渉は難しく、どうしてもそこまで下がらないと買えない場合は、時期を待って価格の変更を待つという方法しかありません。
他に購入希望者がでてくると価格交渉は難しい
値引き交渉をしているときに他の購入希望者が出てくると、途端に価格交渉は難航します。なぜなら他の人は購入したいので、値引きなしの金額で買いたいという可能性が高いからです。
こういった意味でも価格の交渉をする場合は長くても1週間以内に契約する日を設定して早期に契約する必要があります。
価格交渉成功→買わないはマナー違反
最初にも出てきましたが、価格交渉は購入の意思が大前提にないとダメです。価格交渉が成功し値引きしてもらったのに買わないというのは大きなマナー違反です。
そういったマナー違反をしていると、売主のブラックリストに載りそのハウスメーカーの物件を購入することができなくなったり、価格交渉を一切受けてもらえなくなり、家探しに大きく影響する場合があります。
建売新築の価格交渉・値引きの相談先はどこ?
建売住宅を購入する場合、値引きの交渉をする相手は誰というところがあります。基本的には、物件を案内や紹介してくれた担当の不動産営業マンに言って問題ありません。
ですが取引の種類によっては価格交渉の状況が変わります。
仲介業者を入れて物件を購入する場合
不動産取引の多くは仲介で購入すると思いますし、建売住宅では売主が直接販売していないので特に仲介業者を入れて物件を購入する場合が多いと思います。
このような場合は案内してくれた不動産営業マンは売主ではなく仲介業者なので、基本的には価格の決定権はありません。しかし
- 反復継続した売主との付き合い
- 相場や市況を把握している不動産のプロとしての交渉力
で一般の方が交渉するよりも大幅な価格交渉を成功させることができます。
売主である分譲会社から直接購入する場合
売主であるハウスメーカーから直接購入するという場合は、直接売主の担当者に価格交渉をする形になります。
売主としても仲介手数料がかからないのでその分価格交渉に応じてくれる額が大きくなる可能性があります。
しかし逆に不動産取引はいろいろなところで相手に損をさせたりすることができるものです。直接取引で買主側にプロの目がないと思わぬところで不利な契約を結ばされている可能性もあるので注意が必要です。
仲介手数料無料の業者から購入する場合
建売住宅の購入でもう一つ気を付けないといけないのが、仲介業者は入れるが仲介手数料無料の業者から購入するという場合です。
この場合は仲介業者は、買主からはお金をもらわず、売主からだけお金をもらうシステムをとり、仲介と言いながらも明らかに売主の味方をする人間として取引します。
こういった場合も売主から直接購入する時のような「どこかで不利な契約になっていないか」注意することが必要と言えます。
建売を安く買うなら値引き・価格交渉がメイン
建売新築一戸建てを検討する場合、この価格交渉をどこまでできるかがメインになってきます。
仲介手数料や登記費用・火災保険料その他の諸費用の節約も大切なことではありますが、お得に購入できるかどうかはやはり「物件価格の交渉」につきます。
建売の仲介手数料無料業者は価格交渉が弱い
ネット上では仲介手数料の節約で建売を安く買う方法をすすめるような、仲介手数料無料を謳う業者が多いですが、これらの業者は物件の価格交渉の成功率がすごく低いというシステム上の欠陥を持っています。
仲介手数料無料の業者は、買主から仲介手数料をもらえない分、売主から仲介手数料をたくさんもらえる取引しかしません。ですので売主の機嫌を損ねるような価格交渉は絶対にできないのです。
物件価格の値引き交渉という、一番大きなところで損をすると仲介手数料無料でも結局高い値段で建売を購入しているのと同じという状況になります。
それでも仲介手数料が気になるというのなら、仲介手数料も値引き交渉したらいいのです。
建売の値引きはできる!建売の新築を価格交渉して安く買う4つの方法:まとめ
建売新築一戸建てを価格交渉して安く買う4つの方法は
- 引き渡しまでスムーズな日程を用意する
- 売れ残り物件を狙う
- 売主の会社の決算期を狙う
- 完成前の物件を狙う
特に引き渡しまでのスムーズな日程は特に大切で、売主の早く売りたいという気持ちを最大限攻めるべき
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