建売新築一戸建てを購入した場合には、さまざまな追加工事がかかります。ベランダ屋根もその一つかと思います。
ベランダに屋根があれば、洗濯物を干して外出したときに雨が降ってくる心配をしなくても済みます。
でもこの前お客さんと話したら、屋根あっても、降り始める前の湿度上昇で洗濯物はやり直しやって言うてましたよ(笑)
家事は奥が深いから。馬鹿にしてたらホンマに怒られるで
今回はそんな建売新築一戸建てのベランダ・バルコニーに屋根を追加工事する場合の追加工事について解説していきたいと思います。
建売の新築一戸建てにベランダ・バルコニーに屋根をつける場合の追加工事
建売新築一戸建てにはベランダ・バルコニーには屋根はついていないのが普通です。ですので必要な方は追加工事でベランダ屋根を付けることになります。
ベランダ屋根を付ける際の費用は選ぶメーカーや商品・大きさなどにもよりますがだいたい16万円~となっております。詳しくはサービスページご参照ください。
建売の場合窓と屋根の間が狭く、屋根を付けられない場合などがあるので注意が必要です。
それでは、具体的にどんなことを選ぶのかなども含めて詳しく解説していきます
ベランダ屋根の色や形状を選択する
実際にベランダ屋根付けるとなると意外と選ぶことも多いです。
ベランダ屋根の色を選択する
YKKAPさんHPより
ベランダ屋根の色を選択します。ポリカーボネート板はアクリル板の約20倍衝撃に強く有害ない紫外線を100%カットします。それに加え熱遮断ポリカーボネート板は熱も通しにくいため部屋の冷房効率もアップします。
ベランダ屋根の形状はR型とF型がある
ベランダ屋根には、アール型とフラット型の2種類があります。
YKKAPさんHP
建売にベランダ屋根を付けるメリットとデメリット
建売住宅を購入する時に、追加工事で何をつけるか迷うと思います。予算の問題もあり必須のものを優先させないといけない場合もあるでしょう。
建売を購入した時にベランダ屋根をつけるかつけないか考えるために、設置するメリットとデメリットを考えていきましょう
ベランダ屋根を設置するメリット
ベランダ屋根を設置するメリットは、
- 雨の日降りそうな日でも洗濯しやすい
- ベランダや窓・網戸などの汚れや劣化対策になる
- 洗濯ものやフローリングの劣化対策になる
というものです。
何といっても一番は「雨の降りそうな日でもある程度思い切って洗濯物を干せるということ」でしょう。
ベランダ屋根があっても完全に雨を防げるものでもありませんし、雨の日に外干しすると湿気を含んでしまいますが、ベランダ屋根があれば、雨に濡れて再度洗ったりしないといけないことはなくなるでしょう。
さらに、ベランダ屋根があれば、ベランダの床や物干し・置いておくスリッパ・網戸・窓ガラスの汚れ防止にもなりまし、紫外線カットの商品が多くなっていますので、干している洗濯物やフローリングの日焼け対策にもなります。
以前購入していただいたお客様のご自宅のベランダ屋根ありのベランダとなしのベランダの5年後の違いの写真を紹介させてもらいます。
●ベランダ屋根なし
屋根がないので壁や床部分に緑色のコケのような汚れが付いています。
●ベランダ屋根あり
よく使う方のベランダということもあり、こまめに掃除している部分もあるのでしょうがキレイです。
ベランダ屋根を設置するデメリット
ベランダ屋根を設置する場合のデメリットは、室内の日当たりが少し悪くなるということです。
先ほど出てきたYKKさんの表にも「可視光線の透過率」という項目がありますが、一番明るい透明の商品でも85%となっており、少しは明るさや日当たりが悪くなります。
L字のバルコニー屋根がつけられるか
建売でよく見かけるのがL字型のバルコニーです。もちろんこのタイプにはもL字型のバルコニー屋根というものを付けることが可能です。
高さや出幅が違うと付けられない場合もありますが、建売新築一戸建てのL字型のバルコニーの場合は高さも出幅も同じですので、ほとんどの場合はL字型のバルコニーが設置可能です。
建売にベランダ屋根が付いていない理由
そもそもなぜ建売住宅にベランダ屋根が付いていないのでしょうか。それにはいくつか理由があって
- ベランダ屋根は必要な人と不要な人がいる
- コストダウン
- 色や形状の好みがある
というものが挙げられます。
ベランダ屋根は好みがある
意外とベランダ屋根を付けない人も多いですし、ブルー系か透明系のどちらかで好みがわかれるものでもあります。高齢の方はスモークブラウンとかを選ばれる場合もありますし。。。
建売住宅の場合はこのような購入者の好みや要不要がわかれるようなものについては、コストダウンの意味でも設置しないという方法を取るのが普通です。
建売では容積率の関係でベランダ屋根をつけない?
そのほかにも建売住宅では容積率の関係でベランダ屋根をつけない、という場合もありますが、このケースはあまり多くありません。
ベランダ屋根を付けた場合に、ベランダ部分を容積率に含むには条件がいろいろあり
外気に有効に開放されている部分の高さが1.1メートル以上且つ天井の高さの2分の1以上の場合、奥行2メートルまでは床面積に含まない
建設省住指発第115号
とされており、建売のベランダは狭い場合も多いので、奥行きが2m以下の場合はそもそも容積率の計算に入らない場合が多いです。
建売は窓と屋根の間が狭い場合がある
建売新築一戸建てを購入して2階のベランダに、ベランダ屋根を付けようとした場合はほとんどのケースで設置するのに十分なスペースがあります。
ただシャッターとベランダ屋根を付けようとすると、窓と屋根の間が狭すぎて設置できない場合もありますので、シャッターとベランダ屋根両方を付けたいという方は購入などの前に調べておく必要があります。
建売の新築一戸建てにベランダ・バルコニーに屋根をつける場合の追加工事:まとめ
建売新築一戸建てにはベランダ屋根はないので、つけたい人は追加工事でつける必要がある。
建売は屋根と窓の隙間が少ない場合があるので、シャッターとベランダ屋根を両方付けたい場合は事前に確認が必要。
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