建売新築一戸建てはデザインも機能もシンプルなものが多いので、床暖房がついているという物件もほとんどありません。
しかしすでに完成している建売住宅に床暖房をつけたいという方も多いです。
床暖房施工は結構な金額かかりますよね
そこまで変更するなら建売ではなく注文住宅を選択することも検討しないとな
今回はそんな建売新築一戸建てに床暖房をつける場合の追加工事について解説していきたいと思います。
建売に床暖房をオプションで付ける・新築一戸建ての床暖房の追加工事
すでに完成している建売物件に床暖房をつけることは可能です。
電気式にするか温水式にするか、床を張り替えるのか直貼りするのかによりますが、建売新築一戸建ての10数畳くらいのリビングに床暖房をつけるのであれば、最低でも60万円くらいは必要になります。最大では250万円くらいは見ておいた方がいいです。
注文住宅で事前に床暖房と決めて建てるよりは1.5倍くらいは割高になるので、建売の床暖房追加工事は慎重に考えるべきです。
建売で床暖房をつける方は電気式直貼りが多い
建売新築一戸建てを購入する方で床暖房を付けたい場合は、費用が比較的安い電気式の直貼りの床暖房を施工する方が多いです。
なにより費用を抑えたいという方も多いですし、新築ですのでまだ使ってもいない何の問題もない床材を撤去するということがもったいないと感じる方も多いからです。
ですが直貼りの場合、室内に床暖房を設置しているところと、そうでないところで最低でも1.5㎝ほどの段差ができるので仕上がりに不満が残る場合があります。あと小さな段差でもお子さんやご高齢の方がいる場合は、クッション材などでの転倒防止対策などをする必要があります。
張り替える場合も床色が合わない場合が多い
段差ができることを気にして床全体を張り替えて床暖房を設置を希望する方もいますが、床の色が廊下などと完全に同じものになるわけではないので床色の違いが気になる場合があります。
特にリビングに張り替える形で床暖房を設置する場合、キッチンと床材が違うのを気にしてキッチン部分も張り替えたいと感じるのが一般的ですが、キッチン部分の床の張替は特に高額になりがちなので注意が必要です。
建売住宅の16帖LDKに張替床暖房を検討して200万円代の見積もりが出て諦めた方もいます。
どうしても床暖房必須なら物件選びから検討しなおすべき
建売に床暖房設置は、少しコストパフォーマンスが悪い部分があります。床暖房がどうしても必須であるのであれば、ローコストの注文住宅を検討してみるほうが全体から見るとお得に仕上がる可能性も出てきます。
床暖房の必要性を夫婦で相談したことを機に、土地とローコストの注文住宅を検討し始める方も結構います。
「床暖房必須やわ」ということは「どちらかというと家にこだわりあるタイプ」ということで「注文住宅に向いているタイプ」なのかもしれません。そういったところから検討しなおす必要も出てくるかもしれません。
でも床暖房はいいですよね。
それでも床暖房の冬の快適さはなかなか捨てがたいものがあります。エアコンなどと違って足元から温かくなりますし、空気も乾燥しにくいですし、時期ごとのフィルターのお掃除も必要ありません。
床暖房を希望される方と希望されない方の違いはなんといっても、実家に床暖房があるかどうかで、実家などで床暖房の快適さを知っている人にとってはどうしても必須になってくるという事でしょうか。
建売に床暖房をオプションで付ける・新築一戸建ての床暖房の追加工事
建売に床暖房を追加工事することはできるが、つける人はあまりいない。
直貼り式は段差が気になるし、張替式は費用が高額になるという問題点がある。
床暖房が必須の場合は、その建売物件でないといけないのかという物件選びの部分から検討しなおすことが必要な場合もある。
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