建売新築一戸建てを検討しているときにはだいたいが完成した後の場合が多いと思います。ですので壁の中にどんな断熱材が入っているかなどは購入した方でも知らないケースがあります。

断熱材は工事の期間も短いですので、一般の方は見る機会はほとんどないのではないですか?

だいたいすぐ壁はられちゃうからな。ピンポイントでその期間に見学に行くこともめったにないな
今回はそんな建売住宅のアイディホームさんのリナージュシリーズのある現場の断熱材について紹介していきたいと思います。
アイディホームの建売の断熱材はどんなもの?実際に使っている断熱材
アイディホームの建売住宅「リナージュシリーズ」の断熱材の施工が終わった段階でこういった感じです。
断熱材貼ったところに物を立てかけているのが大丈夫なのか気になるところですが。そんな気にすることでもないでしょうがビニールが破れたり、中の断熱材に偏りができちゃう可能性もあります。
こちらの現場ではマグ・イゾベール社さんのグラスウールの断熱材を使用しています。数字で390と書かれているのは製品の幅のサイズです。小さく「λ45」というのが熱伝導率で断熱性能のこと。
一建設さんの現場に行ったときは同じ会社の商品ですが「λ38」と書かれてあるのが使われていました。熱伝導率の数値は小さいほうが熱を伝えにくいということなので、一建設さんのほうがいいようです。
マグイゾベールHPより
アイディホームのHPによると
アイディホームさんのHPでもリナージュシリーズの断熱材について紹介されています。
アイディホームのHPより
断熱材は施工技量や施工管理が大切
グラスウール断熱材は湿気に弱く防湿層と呼ばれる袋みたいなものに包まれた状態で施工されています。
施工の質が悪いと上のほうに断熱材がない隙間の部分ができてしまう工事業者もいるようですが、建売メーカーさんの場合はこの辺りもかなり管理されているケースが多いのか、隙間が空いているのを見たことはありません。
建売のこういった時期に内部を見る機会があれば、上部に断熱材がない隙間がないかチェックしてみてください。
天井の上も同様・2階の床下にはない【アイディホーム】
このようなグラスウールの断熱材が家全体を包むように、壁と天井に張り巡らされています。天井に施工されている断熱材については、建物が完成した後も2階にある点検口からチェックすることができます。
こちらは別のアイディホームの現場ですが、2階の押し入れなどに天井の点検口がある場合が多いので脚立などがあれば覗いてみることができます。
天井部分には全面断熱材が施工されていますが、1階と2階の間つまり1階の天井、2階の床下には断熱材は施工されていません。同様に各部屋と部屋の間の壁にも断熱材は施工されていません。
床下にはボードタイプの断熱材【アイディホーム】
アイディホームさんの建売の床下はこんな感じになっています。白色の梱包に使われていそうな発泡スチロールに見えるものが断熱材です。こちらも同じメーカーさんの床下用断熱材で、グラスウールをボード状にしたものです。落下防止の専用ピンで床に張り付いています。
既に建築済みの場合の断熱材のチェックの仕方
このような断熱材が使われているということがわかりましたが、実際に皆さんが検討している物件できちんと断熱材が施工されているかどうかは、建築済みの場合はどのように確認すればよいのでしょうか。
床や天井については開けて覗いて
床下や天井部分については、それぞれの点検口があるので、必ず覗いてみてください。覗いてみても見える範囲というのは限られていますが、全然確認しないよりはマシです。
壁の中の断熱材の確認は難しい
壁の中の断熱材の確認は正直難しい部分があります。壁を壊すわけにもいきません。
ギリギリ覗ける部分と言えば、コンセントを外すとその中に断熱材の端っこが見えます。ですが、全容は全く確認できませんし、コンセント部品を破損してしまい弁償しないといけない可能性もあります。
詳しく壁の中の断熱材の施工不良がないか確認したい場合は、赤外線サーモグラフィーカメラで温度変化を確認していく方法があります。
断熱材が未施工だったり、断熱材の上や下に隙間があればその部分から外気の温度が伝わり温度変化があります。上の写真の場合、結構隙間ありますよね。
アイディホームの建売の断熱材はどんなものを使う?実際に使っている断熱材:まとめ
アイディホームさんの建売「リナージュシリーズ」を検討中の方のために、実際に工事している現場の写真を使って解説させていただきました。
アイディホームさんの物件をご検討中の方の参考になれば幸いです。

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