建売住宅においては屋根材はメーカーによって異なりますが、スレートかアスファルトシングル化の2択になります。
屋根材はなかなか普段は見ることないですからね
複数棟現場であれば隣の区画の屋根を見てもらったりで何とかわかるよね
今回はそんな建売の中でも飯田グループホールディングスのアイディホームさんリナージュシリーズの建物の屋根の工事中の写真を紹介していきたいと思います。
【建売住宅の屋根材】アイディホームの屋根材はアスファルトシングル
アイディホームさんの屋根は「アスファルトシングル葺き」になっています。
契約書などには、
「屋根シングル葺き」と書いてあります。
シングル葺きというのはアスファルトシングルやスレート葺きやガルバリウム鋼板葺きなどの薄い板状のものを屋根材として用いる時の総称です。
アイディホームの屋根材・下地材
タイミングが合わずにアスファルトシングルが貼られる前で防水シートが施工されたときの写真はありませんが、このような緑色のものが下地材の防水シートを下に敷いてその上から屋根材を施工します。TAJIMAさん防水シートです。HPはこちら
別現場のアイディホームさんの下地材の施工風景です。
こちらはマルエスカラーという下地材です。これを貼る前は
こんな感じになっています。
アーディホーム建売の屋根材・アスファルトシングルとは?
アイディホームの建売住宅で使われている屋根材の「アスファルトシングル」とは、今から100年以上まえに開発され、アメリカやカナダなど北米で一般的な屋根材です。
アスファルトと聞くと道路の施工に使われる材料を思い出しますが、そのアスファルトをグラスファイバーと言われるガラス繊維に染み込ませて、コーティングし砂粒で表面を着色させた屋根材です。
ちなみに他の物件では茶色のものも時々使われています。傾向としては比較的閑静な住宅街の時にはこういった茶色のアスファルトシングルの区画を作っている傾向があります。
もともとは耐火性が低く、日本の防火地域や準防火地域では建築基準法上使えない物だったのですが、現在はアスファルトシングルの屋根材でも防火認定されている商品が主に使われています。
アスファルトシングルのメリット
このアスファルトシングルの屋根材は
- なにより軽量である
- 防水性に優れている
- 雨音が気にならない
- 張り替える場合の価格の安さ
- 加工・施工のしやすさ
というメリットがあります。
特に、スレート屋根は18~21kg/㎡であることに対し、アスファルトシングル材は9~12kg/㎡と軽量であるということは建物の耐震性に大きく影響しています。
アスファルトシングルのデメリット
逆にアスファルトシングルの屋根材の心配なところは
- カビやコケが発生しやすい
- 砂粒がとれて下に落ちてくる・雨どいにたまる
- 強風時に剥がれる場合がある
というものです。
カビやコケの発生は地域などにもよりますが、スレートや和瓦などよりも発生しやすい屋根材と言えます。屋根材自体が軽量で薄いこともあり圧着が不十分だったり、経年によっては強風時に剥がれてしまうこともあります。
建売住宅メーカー・各社の屋根材は?
飯田グループホールディングスをはじめとした、建売メーカー各社の屋根材はどうなっているかというと、
- アーネストワン → アスファルトシングル
- アイディホーム → アスファルトシングル
- 飯田産業 → アスファルトシングル
- 一建設 → スレート
- タクトホーム → スレート
- ファースト住建 → スレート
といった感じでアスファルトシングル葺きかスレート葺きかの2択になっています。
アスファルトシングルは樋に砂粒がたまる
写真を見てもらえればわかる通り、アスファルトシングルに付着させている砂粒が雨どいにたまりがちです。
それが原因で雨どいが詰まったという話は今のところ聞いたことはありませんが、ちょっと心配になりますよね。
何年もつ?劣化した場合の塗装工事はいくらかかる?
アスファルトシングル屋根の耐用年数は20年から30年と言われています。経年とともに屋根にカビやコケが生えてきたり、色合いが剥げてきたりします。。
張替工事は施工内容によってもことなりますが、60万円ほどで可能な場合もあります。防水シートの劣化具合などにもよりますが、張り替える場合の費用の安さも大きな魅力です。
【建売住宅の屋根材】アイディホームの屋根材はアスファルトシングル:まとめ
アイディホームの建売住宅「リナージュシリーズ」の屋根材は、アスファルトシングル。
アスファルトシングルは低価格で軽量な屋根材で、北米を中心に使われている。
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