建売新築一戸建ては建築中の状態を詳しく見る機会はあまりありません。外壁材も貼られている状態はよく見ると思いますが、どのように施工されているか見る機会はなかなかないと思います。
今回はそんな建売住宅の中でも飯田グループホールディングスの一建設のある現場の外壁について現場写真を交えて紹介していきたいと思います。
一建設の建売の外壁材はどんなもの?実際に使っている外壁材の写真
一建設さんのリーブルガーデンシリーズの外壁はサイディングを採用しています。
建売住宅では外壁材はほとんどサイディングが使われています。同じ飯田グループホールディングスの中でもアイディホームさんはパワーボードを使っている現場があります。
防水シートを巻く・一建設の名前が書いてある
柱が立った状態から建物のすべての箇所を覆うように防水シートがはりめぐらされます。だいたい防水シートにはメーカーの名前が印刷されています。
ディポン社のタイベック®ハウスラップという製品を使っています。
防水シートをはる前はだいたいこんな感じです。こういう感じで貼っていきます。重なり幅10cm以上でないといけないそうです。
ハウスラップというだけあって家全体にラップを巻き付けるがごとく隙間なく家をコーティングしていきます。
完成形はこんな感じです。ここに下地材を付けてその上から外壁材であるサイディングをはっていきます。
外壁の構造はこんな風になっている
防水シートの奥は断熱材が施工されていて、この上から外壁材のパワーボードをはっていくという感じです。
外壁の構造はこんな感じになっています。
一建設の外壁サイディング固定は釘打ち
一建設の外壁は14㎜のサイディングです。固定する方法は上の写真のような釘打ちという方法になります。
釘を打って上から同系色の塗装をして少し目立ちづらくしています。
釘打ち以外には「金具止め」という工法があり、ステンレス製の金具を胴縁に釘やビスで固定して、固定した金具にサイディングボードを引っ掛けるようにして張ります。
建売では外壁の釘打ちは一般的
外壁の固定方法で釘打ちと金具止めのどちらがいいかと言われると間違いなく金具止めでしょう。釘打ちはそもそも外壁材に穴を開けていますのでそこから劣化したり、見栄えもよくありません。
ですが建売住宅では、コストダウンの意味でも14㎜のサイディング外壁を使うため、釘打ち工法が一般的と言えるでしょう。
この辺りがとても気になるようであれば、注文住宅を考えてみてもいいかもしれません。
外壁材の継ぎ目から20㎜離れて釘が打たれているか
外壁の釘打ち工法の完成後でもできる簡単なチェック箇所が、
「継ぎ目から20㎜離れて釘が打たれているか」
というところになります。
釘を打つ場所が外壁の継ぎ目に近すぎると外壁材が割れたりする原因になります。自宅で釘打ち工法が使われている場合にもぜひ一度釘の打つ場所について見てみてください。
ボードの隙間をコーキングで埋める
外壁材のサイディングをつけて、ボードとボードの隙間をコーキングで埋めます。
外壁材のメンテナンスはどうすればいい?
外壁材は屋根材とともに風雨にさらされる劣化しやすい部分です。ですので新築の段階から気を付けて外壁の様子を見てこまめにメンテナンスする必要があります。
サイディングの小さなひびや割れにはこちらの商品がおすすめです。サイディング外壁のお宅の必携品です。
|
劣化が進んでいる外壁には塗り替えなどを大掛かりなメンテナンスが必要です。相場を把握するだけでもメンテナンスの資金計画が立てやすいので、こちらのサイトで自分の家の外壁の状態に合わせた施工の相場を確認してみてください。
一建設の建売の外壁材はどんなもの?実際に使っている外壁材の写真:まとめ
一建設の建売の外壁は14mmのサイディングを採用している。
下地材に直接釘で固定する「釘打ち工法」を使っているので、釘打ちされている場所や釘打ちされた周辺が割れていないかなどがチェックしてみるといい。